チーヤンも一座ずつ目指してGO!
北海道百名山・黒 松 内 岳 (740m)
■ 山 行 日 2021年10月05日(火) 日帰り
■ コ ー ス 黒松内川コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №26
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「黒松内」「大平山」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「黒松内岳 クロマツナイダケ」
■ コースタイム 登り 1時間37分 下り 53分
<登り>
11:20 登山開始
11:25 1合目迂回路分岐(直登)
11:38 3合目迂回路分岐
11:50 4合目
12:10~15 6合目(休憩)
12:20 C515コル
12:25 7合目
12:40 8合目・・雨が降り出しカッパを着る
12:50 9合目
12:57 黒松内岳頂上
<下り>
13:07 下山開始・・雨が止まないので下山
13:35 6合目
14:00 登山口
GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・・
★ 相方109座目・・・
私が先日北海道百名山を完登した事で、気になる相方の残座はあと10座だった。
ならば行ける内に一つでも・・と意識して計画したのが「黒松内岳」。私は99年10月に初登
頂して以来登っていないので、実に22年ぶりだから、その記録こそあれ記憶はほとんど思い出
せなかった。だから、今回が初登の気持ちで相方チーヤンにお供して出発した次第だ。
天気予報は、今日も明日も良くなかった。
5日は、午後3時以降に小雨がパラ付く予報だが、それまでは風が無い方が良いと5日の決行を
決断する。いずれにしても最終判断は現地で決める事にした。
朝7時、自宅を出発。
途中、所要を済ませるため苫小牧経由で登山口に向かうことになった。
それでも予定通りドライブ4時間で登山口に到着。先行者も無く駐車場は貸切だった。曇り空も
風は無くちょっと湿度があるかな?位なので、登山を開始する事に。
道道9号線から約5㎞の林道を走り、車止め終点に駐車帯と登山口がある。
駐車帯のすぐ手前に登山ポストと登山口
登山開始から急登を余儀なくされる・・・
登り始めは、トドマツ林が目立つ・・
★ 整備された登山道に感謝・・・
11時20分のスタートになったが、往復4時間弱と考えて雨の降りだす15時までに下山出来
ればラッキーと考えていた。雲は高く「この分なら雨は大丈夫・・」と軽快に登り始める登山道
は急登だった。しかし「日高の山に比べれば・・」ときれいに笹刈りされた登山道は登り易く、
中間地点の標高点528までのガマンと思えば気が楽だった。
1合目くらいから3合目の間で、「迂回路」の標識があり分かれ道となっていたが、私たちは直
登するルートを選び、急登を続けた。恐らく迂回路の理由は、斜面を回り込む事によって傾斜を
緩め歩き易く配慮した道だと予想したが、その分距離が延びるので時間は掛かるかも知れなかっ
た。
辛い急登もせいぜい30~40分ほどだし、トドマツ林からブナ林に変わると紅葉こそ早かった
が、癒される落ち着いた山道に変わるようで気持ち良かった。ブナの倒木が少し多かったのは残
念だが、ブナ特有のキノコにはどうしても注目してしまう。ムキタケやブナハリタケがまだ多く
残っていたが、食期はすでに終えた感があり撮るだけにして見送った。
登山道を跨ぐ倒木は割と多い印象・・高度が上がれば少しずつ風景も。
尾根上のブナが斜めに倒れかけていた・・・
標高約450m地点にあった「5合目」標識。
ブナの倒木になっていた「ムキタケ」、猛毒の「ツキヨダケ」に似ているのでこれも撮っただけ。
同じ木の裏側になっていたのは「ブナハリタケ」こちらは食だが、ちょっと遅いかも・・で、撮るだけ。
6合目で顕著な尾根に出る・・・振り返る景色に羊蹄やニセコ連山を望む絶景。
快適な尾根歩き、気持ちの良い最後のブナ林・・・
尾根上7合目付近でブナは森林限界、そして黒松内岳の全容が広がる・・
上の写真とほぼ同じ位置、標高約550m付近にて。
真赤に熟したナナカマドの実
ここまで来ると頂上は意外と近い・・・
標高約620m付近、何度振り返っても素晴らしい展望だ。
北に望むは日本海、太平洋と両方望むもう一つの絶景があった・・
標高640m付近から連続して残置ロープがある。雪崩斜面で非常に助かった!
辿って来た尾根を背に急斜度のロープ場を登るチーヤン。
ピース!
★ チーヤン109座目の百名山・・・
雨は、9合目辺りで降り始めた。すぐにカッパの上だけ着て登頂を急いだ。
雨が降っても風がほとんど無かった事は幸いだったし、丁度汗を掻いて少し寒くなった頃でカッ
パを着るタイミングだったから寒さもしのげた。
もう目の前に頂上を感じながら二人同時に山頂標識を確認した。
12時57分。登り1時間37分なら標準タイムだろうと思う。ここは二等三角点があるはずだ
が、結局見付ける事が出来ず残念だった。そして、小雨ながら本降りの雨だったので長居も出来
ず、写真だけ撮って下山と決める。
滞在は、僅かに10分。山座同定もモグモグタイムもゆっくり出来ず残念だったが、素晴らしい
眺望とチーヤンの初登頂を無事果たし、心残りは無かった。「ありがとう」と一言添えて下山と
する。
百名山を意識していなければ、ここに来る機会はずっと後だったかも知れないが、私自身22年
ぶり2回目となれば初登頂に等しく、チーヤンと新鮮な気持ちで登れたことに感謝である。
10月05日、黒松内岳(740m)頂上 チーヤン初登頂。
真新しい立派な頂上標識。山行記録から今年の8月下旬から9月上旬に設置されたものと推定。
山頂から望む「大平山」・・中央奥の山
下山時、唯一の写真は頂上付近から羊蹄をズーム・・・
★ 下山後の余韻・・・
雨の下山も幸いびしょ濡れになる程の雨量ではなかった。
それでも休む事無く淡々と歩を進め、急登と感じた斜度も下りではそれほど感じずに順調だった。
そして、登山口に着くと1時間を切っていたので呆気に取られる・・。
丁度14時の下山だったので、帰ろうと思えば帰れる時間だったが・・・
せっかくの黒松内遠征。先ずは温泉に入って道の駅でゆっくりしたいね・・・と余韻を楽しみた
かったのは私だ。
黒松内♨「ブナの森」明日の水曜日が定休日だったので、危なかった。
お肌すべすべの温泉で岩盤風呂もある。レストランでゆっくり食事と思ったが、午後からの営業
は17時からだったので諦める。雨は降り止まず時間も16時に迫っていた。もう帰ると言うよ
りは、早く安着したい思いが強く道の駅「くろまつない」に急いだ。
閑散とした道の駅の駐車場。取り敢えず店内に入って人気のピザが無いか確認。するとピザ屋さ
んは定休日。営業していてもテイクアウト専門で最後の焼きが12時だったので無理だった。
店内のレストランもテイクアウトのみで休業中。客もまばらで閉店の準備も始まっていた・・。
雨も助長してここに泊まるより、帰り道のニセコまで走ろうとなり暗くなり始めた国道5号線を
走る。
丁度17時。道の駅「ニセコビュープラザ」に着く。
営業はすでに終えていて閉まっていたが、駐車場はそれなりに車中泊予定の本州ナンバーが多か
った。トイレに近い良き場所に駐車してホテルハイエースの準備を始めた・・・。
ようやく「乾杯、お疲れ様」となったのは、17時半頃。
今回はパソコンを持って来ていたので、車内で野球観戦をしながら下山の余韻も楽しむ事にした。
夕食は、コンビニ弁当と揚げ物。ビールと日本酒があればもう満足である。
野球はファイターズの完敗だったが、寝心地の良いコットはお気に入りになりそうだった。
車内で観戦したファイターズVSオリックス
下山後の帰宅も可能だったが、敢えて車中泊と決めてゆっくりと・・・
宿泊地を黒松内からニセコまで移動・・・
翌朝も小雨の中、目を覚ます。
コーヒーだけ飲んで早々に帰宅へ。ここから約2時間で着いてしまった・・。
北海道百名山・黒 松 内 岳 (740m)
■ 山 行 日 2021年10月05日(火) 日帰り
■ コ ー ス 黒松内川コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №26
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「黒松内」「大平山」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「黒松内岳 クロマツナイダケ」
■ コースタイム 登り 1時間37分 下り 53分
<登り>
11:20 登山開始
11:25 1合目迂回路分岐(直登)
11:38 3合目迂回路分岐
11:50 4合目
12:10~15 6合目(休憩)
12:20 C515コル
12:25 7合目
12:40 8合目・・雨が降り出しカッパを着る
12:50 9合目
12:57 黒松内岳頂上
<下り>
13:07 下山開始・・雨が止まないので下山
13:35 6合目
14:00 登山口
GPSログを元に地形図に移行したルート図です・・・
★ 相方109座目・・・
私が先日北海道百名山を完登した事で、気になる相方の残座はあと10座だった。
ならば行ける内に一つでも・・と意識して計画したのが「黒松内岳」。私は99年10月に初登
頂して以来登っていないので、実に22年ぶりだから、その記録こそあれ記憶はほとんど思い出
せなかった。だから、今回が初登の気持ちで相方チーヤンにお供して出発した次第だ。
天気予報は、今日も明日も良くなかった。
5日は、午後3時以降に小雨がパラ付く予報だが、それまでは風が無い方が良いと5日の決行を
決断する。いずれにしても最終判断は現地で決める事にした。
朝7時、自宅を出発。
途中、所要を済ませるため苫小牧経由で登山口に向かうことになった。
それでも予定通りドライブ4時間で登山口に到着。先行者も無く駐車場は貸切だった。曇り空も
風は無くちょっと湿度があるかな?位なので、登山を開始する事に。
道道9号線から約5㎞の林道を走り、車止め終点に駐車帯と登山口がある。
駐車帯のすぐ手前に登山ポストと登山口
登山開始から急登を余儀なくされる・・・
登り始めは、トドマツ林が目立つ・・
★ 整備された登山道に感謝・・・
11時20分のスタートになったが、往復4時間弱と考えて雨の降りだす15時までに下山出来
ればラッキーと考えていた。雲は高く「この分なら雨は大丈夫・・」と軽快に登り始める登山道
は急登だった。しかし「日高の山に比べれば・・」ときれいに笹刈りされた登山道は登り易く、
中間地点の標高点528までのガマンと思えば気が楽だった。
1合目くらいから3合目の間で、「迂回路」の標識があり分かれ道となっていたが、私たちは直
登するルートを選び、急登を続けた。恐らく迂回路の理由は、斜面を回り込む事によって傾斜を
緩め歩き易く配慮した道だと予想したが、その分距離が延びるので時間は掛かるかも知れなかっ
た。
辛い急登もせいぜい30~40分ほどだし、トドマツ林からブナ林に変わると紅葉こそ早かった
が、癒される落ち着いた山道に変わるようで気持ち良かった。ブナの倒木が少し多かったのは残
念だが、ブナ特有のキノコにはどうしても注目してしまう。ムキタケやブナハリタケがまだ多く
残っていたが、食期はすでに終えた感があり撮るだけにして見送った。
登山道を跨ぐ倒木は割と多い印象・・高度が上がれば少しずつ風景も。
尾根上のブナが斜めに倒れかけていた・・・
標高約450m地点にあった「5合目」標識。
ブナの倒木になっていた「ムキタケ」、猛毒の「ツキヨダケ」に似ているのでこれも撮っただけ。
同じ木の裏側になっていたのは「ブナハリタケ」こちらは食だが、ちょっと遅いかも・・で、撮るだけ。
6合目で顕著な尾根に出る・・・振り返る景色に羊蹄やニセコ連山を望む絶景。
快適な尾根歩き、気持ちの良い最後のブナ林・・・
尾根上7合目付近でブナは森林限界、そして黒松内岳の全容が広がる・・
上の写真とほぼ同じ位置、標高約550m付近にて。
真赤に熟したナナカマドの実
ここまで来ると頂上は意外と近い・・・
標高約620m付近、何度振り返っても素晴らしい展望だ。
北に望むは日本海、太平洋と両方望むもう一つの絶景があった・・
標高640m付近から連続して残置ロープがある。雪崩斜面で非常に助かった!
辿って来た尾根を背に急斜度のロープ場を登るチーヤン。
ピース!
★ チーヤン109座目の百名山・・・
雨は、9合目辺りで降り始めた。すぐにカッパの上だけ着て登頂を急いだ。
雨が降っても風がほとんど無かった事は幸いだったし、丁度汗を掻いて少し寒くなった頃でカッ
パを着るタイミングだったから寒さもしのげた。
もう目の前に頂上を感じながら二人同時に山頂標識を確認した。
12時57分。登り1時間37分なら標準タイムだろうと思う。ここは二等三角点があるはずだ
が、結局見付ける事が出来ず残念だった。そして、小雨ながら本降りの雨だったので長居も出来
ず、写真だけ撮って下山と決める。
滞在は、僅かに10分。山座同定もモグモグタイムもゆっくり出来ず残念だったが、素晴らしい
眺望とチーヤンの初登頂を無事果たし、心残りは無かった。「ありがとう」と一言添えて下山と
する。
百名山を意識していなければ、ここに来る機会はずっと後だったかも知れないが、私自身22年
ぶり2回目となれば初登頂に等しく、チーヤンと新鮮な気持ちで登れたことに感謝である。
10月05日、黒松内岳(740m)頂上 チーヤン初登頂。
真新しい立派な頂上標識。山行記録から今年の8月下旬から9月上旬に設置されたものと推定。
山頂から望む「大平山」・・中央奥の山
下山時、唯一の写真は頂上付近から羊蹄をズーム・・・
★ 下山後の余韻・・・
雨の下山も幸いびしょ濡れになる程の雨量ではなかった。
それでも休む事無く淡々と歩を進め、急登と感じた斜度も下りではそれほど感じずに順調だった。
そして、登山口に着くと1時間を切っていたので呆気に取られる・・。
丁度14時の下山だったので、帰ろうと思えば帰れる時間だったが・・・
せっかくの黒松内遠征。先ずは温泉に入って道の駅でゆっくりしたいね・・・と余韻を楽しみた
かったのは私だ。
黒松内♨「ブナの森」明日の水曜日が定休日だったので、危なかった。
お肌すべすべの温泉で岩盤風呂もある。レストランでゆっくり食事と思ったが、午後からの営業
は17時からだったので諦める。雨は降り止まず時間も16時に迫っていた。もう帰ると言うよ
りは、早く安着したい思いが強く道の駅「くろまつない」に急いだ。
閑散とした道の駅の駐車場。取り敢えず店内に入って人気のピザが無いか確認。するとピザ屋さ
んは定休日。営業していてもテイクアウト専門で最後の焼きが12時だったので無理だった。
店内のレストランもテイクアウトのみで休業中。客もまばらで閉店の準備も始まっていた・・。
雨も助長してここに泊まるより、帰り道のニセコまで走ろうとなり暗くなり始めた国道5号線を
走る。
丁度17時。道の駅「ニセコビュープラザ」に着く。
営業はすでに終えていて閉まっていたが、駐車場はそれなりに車中泊予定の本州ナンバーが多か
った。トイレに近い良き場所に駐車してホテルハイエースの準備を始めた・・・。
ようやく「乾杯、お疲れ様」となったのは、17時半頃。
今回はパソコンを持って来ていたので、車内で野球観戦をしながら下山の余韻も楽しむ事にした。
夕食は、コンビニ弁当と揚げ物。ビールと日本酒があればもう満足である。
野球はファイターズの完敗だったが、寝心地の良いコットはお気に入りになりそうだった。
車内で観戦したファイターズVSオリックス
下山後の帰宅も可能だったが、敢えて車中泊と決めてゆっくりと・・・
宿泊地を黒松内からニセコまで移動・・・
翌朝も小雨の中、目を覚ます。
コーヒーだけ飲んで早々に帰宅へ。ここから約2時間で着いてしまった・・。
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