エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

昨年と同日に2度目の伊達紋別岳 (715m)

2023年05月26日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
(2022.05.26 前紋別岳(715m)~伊達紋別岳(715m) )はこちらをクリック
昨年と同日だった・・・
前紋別岳(715m) 伊達紋別岳(715m)
■ 山 行 日        2023年5月26日(金)  日帰り 登山口17℃ 快晴
■ ル ー ト        太陽の園コース
■ メ ン バ ー         夫婦登山 №14
■ 登 山 形 態         登山道
■ 地 形 図        1/25000地形図  「稀府」
■ 三角点・点名       二等三角点  点名「東山 ヒガシヤマ」
■ コースタイム        登り 2時間20分   下り 1時間18分
<登り>
08:20          登山口駐車場出発
08:30          登山ポスト
08:33          1合目
08:46          2合目
08:53          3合目 (一望台)・・休憩イスあり
09:00          4合目 (標高248地点・尾根肩)
09:15~20       5合目 (標高500m地点) 休憩
09:30          6合目
09:40~45       7合目 (いっぷく広場) ・・四等三角点「中ノ峯」 休憩
10:08 みはらし平
10:09          8合目
10:17~22       前紋別岳 (715m)・・標高点のみ 看板アリ
10:40          伊達紋別岳 (715m) 頂上

<下り>
11:05          下山開始
11:22          前紋別岳
11:40          7合目 (いっぷく広場)          
12:23          駐車地



昨年 (2022.5)のルート図ですが、同じです。

★ 狙いはシラネアオイと足慣らし・・・
5月17日に登った「東狩場山」をシーズン雪山の最後と位置付けるとこの時期に選択する山は
「低山」と「花」を求めて見るのも良いと思った。昨年の記録を振り返ると「伊達紋別岳」がヒ
ットして「シラネアオイ」が見頃だった事を思い出す。妻との相談で決まるのは早かった。

これまでシラネアオイと言えば「夕張岳の石原平」に咲く大群生地の印象が強かったが、近場の
低山でも見られる事が分かるとこの花が目的なら夕張岳を目指す事が減ってしまった。そして今
年は、夕張岳の大夕張コースが、林道崩壊により「通行止め」となりシーズン通しての登行が出
来なくなって、シラネアオイを始めとする花の百名山は遠くになってしまった・・・。

伊達紋別岳は昨年に続く2回目の再訪で偶然にも同じ日になった。狙いはシラネアオイだが、自
分自身の足慣らしも兼ねており、少しでもどこかに登っていないと高齢者の足腰はすぐに衰えて
しまうので厄介なものだ・・・笑



登山口からトドマツ林の急登から始まる・・・

自宅から2時間10分で登山口駐車場に着いた。先行者らしき車は2~3台停めてあったが、駐
車帯は2箇所あり昨年とは違う登山口に近い方に停めた。

天候もほぼ快晴、気温は17℃で気持ち良い風もあり、記憶に新しい登山口の風景を見ながらス
タートした。



1合目からすべての標識を撮った・・・


2合目と3合目の間にあった「草分け神社跡」の標識


すぐに3合目の標識とベンチが用意されていたが、休む程ではなかった


途中からトドマツからコナラの樹林帯に変わり木漏れ日の登山道を順調に登る・・


最初に出迎えてくれたのは「オオタチツボスミレ」・・・


次に「クルマバソウ」と「マイズルソウ」が多かった・・・


登山開始から約1時間でここまで。ちょっとだけ一休み。


「ハクサンチドリ」・・・シラネアオイの葉はあったが、花期を終えているものばかりだった


「ツクバネソウ」・・・この後、8枚葉のクルマバツクバネソウにも出逢う


ようやく出逢えたのは5合目を過ぎてからの「シラネアオイ」だった・・


最初の目的地となる7合目は四等三角点「中ノ峯」と「いっぷく広場」の展望台


一気に展望が広がる7合目の「いっぷく広場」で小休止

★ 癒しの森から展望の道へ・・・
急登に汗を掻きながらも木陰の登山路は気持ちの良い風に当たりながらTシャツ一枚で登って
来た。展望はほとんど無かったが、小鳥のさえずりにも癒されながら足取りが軽かった事にふ
と気が付いた。きっと、東狩場山の山行で耐えた足の余韻があって軽く感じたのだろうと・・
やっぱり登っていれば違うんだと実感した場面でもあった。

登山開始から約1時間20分。特に辛いとも長かったとも思わず、最初の目的地に着けた喜び
の方が強かったように思える。

ここからは展望の広がった尾根上の登山路を辿り左右の沿道に咲く「シラネアオイ」たちを楽
しみに紋別岳を目指すだけである。



ここから群生地が始まる「チシマフウロ」昨年より株が増えた気がする・・


目立たずも清楚感ある可愛い花で好きな花の一つである・・・(個人的見解です)


「ハクサンチドリ」ここから先の沿道にずっと点在していたが、この花は色が濃かった。


7合目の「いっぷく広場」から望む前紋別岳への稜線。伊達紋別岳はまだ見えていない。


唯一の花だった「ノウゴウイチゴ」

★ アップダウンが良さの一つ・・・
稜線の西側は笹原に覆われた急斜面だが、眼下に広がる伊達市市街地と太平洋を望む展望が気持
ち良い。そして何と言っても沿道の左右に点在して咲くシラネアオイの大きな株が目を引き楽し
ませてくれるのが嬉しい。

ここから出逢える花たちは、シラネアオイを先頭にチシマフウロ、ハクサンチドリ、アズマギク、
ミヤマオダマキ、キジムシロ、クルマバツクバネソウ、ルイヨウショウマ、フデリンドウなどを
見ながら変化に富んだアップダウンの道も楽しみながらあっという間に時間は過ぎて行く感じだ。

前紋別岳から約20分で本峰「紋別岳」に到着。遠そうに見えたが意外と近かった事も嬉しいが
昨年には無かった印象の「シラネアオイの丘」という場所と標識に驚き、この山一番の群生斜面
になっていた事に二度驚いた。



七合目から前紋別岳への稜線を辿る


「クルマバツクバネソウ」


カラマツソウと勘違いしたが「ルイヨウショウマ」だった・・


自信は無いが「ユキワリコザクラ」だと思う・・・


「シラネアオイの大株」


稜線から望む有珠山と太平洋そして市街地


この場所に群生する「アズマギク」が印象的だ


アズマギクのある前紋別岳手前岩場の肩


アズマギクと前紋別岳




前紋別岳すぐ手前にある「みはらし平」と名の付いた展望台


みはらし平から1分で8合目


やっぱり足が止まる際立ったシラネアオイの大株


アップ


一応撮ります。点の無い「前紋別岳 (715m) 」


昨年の記憶になかった「シラネアオイの丘」


映えるビューポイント


本峰が見えて来た・・・

★ 二度目の伊達紋別岳お気に入り登録・・・
自宅からのアプローチが約2時間半、登行時間も約2時間半で私たちにとってはお手頃な足慣ら
しの山になりそうだ。そして、この時期なら充分な満足感を得られるシラネアオイの大株やチシ
マフウロ、ハクサンチドリ、アズマギクなども楽しめて日帰り登山としてお気に入りに登録した
一座となった。

登りで充分花などの写真を撮っているので、下りはただ降りるだけとなり、1時間ちょっとの手
軽さは私たちにはぴったりの山行だった。

往路と復路のルートを変えて、壮瞥町周り支笏湖千歳経由にしてみたが距離も時間も大差ない事
が分かり来年の訪問があるなら復路の往復が走りやすくて「いいね」となった。

帰路で寄った壮瞥町字南久保内にある「久保内ふれあいセンター」には、地域の交流館にもなっ
ていて温泉もある。本日は26日で「風呂の日」で入浴450円⇒300円の割引料金で入れた。
それも貸切でのんびり汗を流し温まることが出来た。毎週水曜日が休館で石鹸・シャンプーは付
いていないので用意が必要だ。



二度目の登頂「伊達紋別岳 (715m) 」・・途中で抜かれた単独の女性ひとりだけの頂上


頂上からの展望・・有珠山と洞爺湖、後方に羊蹄山とニセコ連山を望む


下り


また足が止まった・・・


そしてアップ


ハクサンチドリ


「フデリンドウ」の株は少なかった・・・


道の駅「だて歴史の杜」ハンサム食堂で食べた「ぶっ玉」たこ焼きでは無く中には黄金豚の肉が入っている








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