小春日和に恵まれて・・・樽前山西山 (994m)~東山 (1022m)
(始めて辿る南からのアプローチが新鮮だった・・・)
■ 山 行 日 2010年11月7日(日) 日帰り
■ コ ー ス 錦岡コース
■ メンバー 夫婦登山 No.32
■ 登山形態 林道&登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「錦岡」 「樽前山」
■ コースタイム 登り 1時間55分 (西山まで)
下り 1時間15分 (東山から)
<登り>
唐沢林道標高330m地点 9:55出発
林道終点 標高635m尾根取付き 10:55~11:00
西山頂上 11:50 ( 登り 1時間55分 )
西山出発 12:05
樽前山神社奥宮 12:25
樽前山 東山頂上 12:50 ( 西山から45分 ) (登りトータル 2時間55分)
<下り>
東山 下山開始 13:00
神社奥宮 13:15・・南東尾根を下る
林道標高580m付近 13:35~40
駐車地点 14:15 ( 東山から下り 1時間15分 )
★ 初コースへのアプローチ・・・
これまで何十回も訪れている樽前山だが、南側にある「錦岡コース」から登るのは始めてだった。
それは、北側に七合目まで車で登れる「ヒュッテコース」があまりにもメジャーで手軽だった事に尽きる。
でもずっと前から唯一気になっていたこのコースを辿ってみたかったので、小春日和に恵まれたその日を
迎えられて感謝している。
本来の登山口は、国道36号線沿いの「樽前ガロー」か「ドリーム苫小牧ゴルフ場」の案内板に従って山に
向かい、樽前川右岸の舗装道路を走りUターンするようなカーブの後、樽前川に掛かる橋を渡るとほどなく
樽前林道の入口に着く。ここには、森林管理署の建物と駐車スペースの十分な広場があり実質的なこの
コースの登山口となっているようだ。
通常なら、樽前林道の入口にはゲートがあり施錠されているようだが、この日は開放されて開いていたの
で入ることにした。
<ガイド>
ゲートから800mで分岐があり左折する、更に3キロほど走ると地図上の263m地点「十文字」と呼ばれ
ている林道の交差点があり左折した道の終点が標高635mで樽前山西山の南東尾根取付き点になる。
十文字分岐から約4キロの道のりだ。トータルするとゲートから林道7.8キロでようやく尾根取付きとなる
長大な林道歩きがアプローチへのアルバイトだった。ガイドブックにも約2時間30分の林道歩きを経て尾
根の取付きとなっていたので、訪れる物好きはそう多くないと予想出来る。
ゲートから4.8キロ地点 つまり尾根取付き手前3キロ、標高約330m地点が今回の登山口だった。
これ以降は、傾斜も増し深い雨裂の走る悪路や倒木の箇所があり車の通行は不可だった。
それでもここまで車で入れたのはラッキーで林道歩き1時間30分以上は解消された事になる。
西山の取り付きへ唐沢林道を歩く・・・
林道終点が間近になる頃、樽前山の全容が見え始める・・・
林道終点近くで見付けた「オヤジの足跡」に一瞬緊張が走る・・・
★ オフロードの遊び場・・・
夏山ガイドにも記されていたが、この辺りの林道は樽前山を頂点に扇状に広がるように林道が延びて
いる。直線的で長く地質は火山灰土でオフロードバイクが走り回るには格好の場かも知れない。
事実この日も辿る林道にはそれらしきバイクのタイヤ痕が明瞭に残されていた。
国立公園内と言っても入林の規制はどうなっているのか、実質的な登山口を基地としてバイクを積んだ
トランスポーターを駐車し、広がる林道へはゲートをしてもバイクには通用しないように見える。
★ 1時間の森林浴・・・
スタートは遅かったが、アプローチの短縮で林道歩きは1時間で済んだ。林道の一部に崩壊した箇所が
無ければ終点まで車で走行出来るほどの林道だが、スキスキの晩秋白樺林や広葉樹林の森林浴も楽
しみながら徐々に高度を上げて散策するのも楽しかった。
ただ、林道終点近くになって真新しい大きなオヤジの足跡が点々と付いていたのを見た時はちょっだけ
緊張が走り笛を吹いたり鈴をザックに付けたりの対策を講じた。
西山の南尾根取り付きに現われた謎の扉・・・
取り付きから意外に遠く長い南尾根・・・
間近で始めて見る樽前山の南斜面・・・
西山頂上直下の南尾根からドームを背に・・・
★ 新鮮な風景・・・
尾根取付き点 635mから西山頂上994mまで標高差約360mを一気に登って行く。
距離にすると1キロほどだがゼーゼー登る感じで息が切れる。
振り返ると一面に広がる樹林帯、正面には樽前山の南面が目に飛び込んでくる。
蒸気を噴出す溶岩ドームが顔を出し次第に全容を現す、頂上外輪には先月降った残雪が帯状になって
青空に映えていた。
北側の7合目ヒュッテコースや不風死岳側から登り見る風景と違った南斜面は新鮮に映ってまるで始め
て来た山のような感動も覚えたくらいだ。
西山頂上に設置されている「レグモス」=地核変動連続監視機とドーム・・
西山頂上にて・・
西山から東山へ・・・
この絵だけを見るとまるで冬山だ・・!
頂上外輪を巡り東山へ・・(背景は西山)
樽前山神社奥宮
本峰「東山」頂上にて・・
★ 奥宮から南東尾根下降・・・
西山ピークから外輪のコースを辿って中間の樽前山神社奥宮に立ち寄り東山ピークを踏んで戻るル
ートとなる。そして、この時期ならではだが奥宮から延びる南東尾根を下降すると林道への近道となりか
なりの時間短縮となった。微かな踏み跡、明瞭な鹿道を利用して奥宮から林道までは僅かに20分だった。
帰路で立寄った「錦大沼公園」と「オートリゾート苫小牧アルテン」内の温泉「ゆのみの湯」はもう一度ゆっ
くりと観賞したい癒しの穴場だった。
アプローチ手前にある「錦大沼公園」に立寄る・・・
(始めて辿る南からのアプローチが新鮮だった・・・)
■ 山 行 日 2010年11月7日(日) 日帰り
■ コ ー ス 錦岡コース
■ メンバー 夫婦登山 No.32
■ 登山形態 林道&登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「錦岡」 「樽前山」
■ コースタイム 登り 1時間55分 (西山まで)
下り 1時間15分 (東山から)
<登り>
唐沢林道標高330m地点 9:55出発
林道終点 標高635m尾根取付き 10:55~11:00
西山頂上 11:50 ( 登り 1時間55分 )
西山出発 12:05
樽前山神社奥宮 12:25
樽前山 東山頂上 12:50 ( 西山から45分 ) (登りトータル 2時間55分)
<下り>
東山 下山開始 13:00
神社奥宮 13:15・・南東尾根を下る
林道標高580m付近 13:35~40
駐車地点 14:15 ( 東山から下り 1時間15分 )
★ 初コースへのアプローチ・・・
これまで何十回も訪れている樽前山だが、南側にある「錦岡コース」から登るのは始めてだった。
それは、北側に七合目まで車で登れる「ヒュッテコース」があまりにもメジャーで手軽だった事に尽きる。
でもずっと前から唯一気になっていたこのコースを辿ってみたかったので、小春日和に恵まれたその日を
迎えられて感謝している。
本来の登山口は、国道36号線沿いの「樽前ガロー」か「ドリーム苫小牧ゴルフ場」の案内板に従って山に
向かい、樽前川右岸の舗装道路を走りUターンするようなカーブの後、樽前川に掛かる橋を渡るとほどなく
樽前林道の入口に着く。ここには、森林管理署の建物と駐車スペースの十分な広場があり実質的なこの
コースの登山口となっているようだ。
通常なら、樽前林道の入口にはゲートがあり施錠されているようだが、この日は開放されて開いていたの
で入ることにした。
<ガイド>
ゲートから800mで分岐があり左折する、更に3キロほど走ると地図上の263m地点「十文字」と呼ばれ
ている林道の交差点があり左折した道の終点が標高635mで樽前山西山の南東尾根取付き点になる。
十文字分岐から約4キロの道のりだ。トータルするとゲートから林道7.8キロでようやく尾根取付きとなる
長大な林道歩きがアプローチへのアルバイトだった。ガイドブックにも約2時間30分の林道歩きを経て尾
根の取付きとなっていたので、訪れる物好きはそう多くないと予想出来る。
ゲートから4.8キロ地点 つまり尾根取付き手前3キロ、標高約330m地点が今回の登山口だった。
これ以降は、傾斜も増し深い雨裂の走る悪路や倒木の箇所があり車の通行は不可だった。
それでもここまで車で入れたのはラッキーで林道歩き1時間30分以上は解消された事になる。
西山の取り付きへ唐沢林道を歩く・・・
林道終点が間近になる頃、樽前山の全容が見え始める・・・
林道終点近くで見付けた「オヤジの足跡」に一瞬緊張が走る・・・
★ オフロードの遊び場・・・
夏山ガイドにも記されていたが、この辺りの林道は樽前山を頂点に扇状に広がるように林道が延びて
いる。直線的で長く地質は火山灰土でオフロードバイクが走り回るには格好の場かも知れない。
事実この日も辿る林道にはそれらしきバイクのタイヤ痕が明瞭に残されていた。
国立公園内と言っても入林の規制はどうなっているのか、実質的な登山口を基地としてバイクを積んだ
トランスポーターを駐車し、広がる林道へはゲートをしてもバイクには通用しないように見える。
★ 1時間の森林浴・・・
スタートは遅かったが、アプローチの短縮で林道歩きは1時間で済んだ。林道の一部に崩壊した箇所が
無ければ終点まで車で走行出来るほどの林道だが、スキスキの晩秋白樺林や広葉樹林の森林浴も楽
しみながら徐々に高度を上げて散策するのも楽しかった。
ただ、林道終点近くになって真新しい大きなオヤジの足跡が点々と付いていたのを見た時はちょっだけ
緊張が走り笛を吹いたり鈴をザックに付けたりの対策を講じた。
西山の南尾根取り付きに現われた謎の扉・・・
取り付きから意外に遠く長い南尾根・・・
間近で始めて見る樽前山の南斜面・・・
西山頂上直下の南尾根からドームを背に・・・
★ 新鮮な風景・・・
尾根取付き点 635mから西山頂上994mまで標高差約360mを一気に登って行く。
距離にすると1キロほどだがゼーゼー登る感じで息が切れる。
振り返ると一面に広がる樹林帯、正面には樽前山の南面が目に飛び込んでくる。
蒸気を噴出す溶岩ドームが顔を出し次第に全容を現す、頂上外輪には先月降った残雪が帯状になって
青空に映えていた。
北側の7合目ヒュッテコースや不風死岳側から登り見る風景と違った南斜面は新鮮に映ってまるで始め
て来た山のような感動も覚えたくらいだ。
西山頂上に設置されている「レグモス」=地核変動連続監視機とドーム・・
西山頂上にて・・
西山から東山へ・・・
この絵だけを見るとまるで冬山だ・・!
頂上外輪を巡り東山へ・・(背景は西山)
樽前山神社奥宮
本峰「東山」頂上にて・・
★ 奥宮から南東尾根下降・・・
西山ピークから外輪のコースを辿って中間の樽前山神社奥宮に立ち寄り東山ピークを踏んで戻るル
ートとなる。そして、この時期ならではだが奥宮から延びる南東尾根を下降すると林道への近道となりか
なりの時間短縮となった。微かな踏み跡、明瞭な鹿道を利用して奥宮から林道までは僅かに20分だった。
帰路で立寄った「錦大沼公園」と「オートリゾート苫小牧アルテン」内の温泉「ゆのみの湯」はもう一度ゆっ
くりと観賞したい癒しの穴場だった。
アプローチ手前にある「錦大沼公園」に立寄る・・・