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たかつき市民環境大学「昆虫入門」・「生命誌とは」を開講

2019-07-16 16:02:11 | たかつき市民環境大学

7月11日午前 第6回講座「昆虫入門」(座学)講師:あくあぴあ芥川 研究員 中谷憲一さん 於:芥川公民館

講座の概要:昆虫は地球上の全生物の約6割を占め、約4億8000万年前に出現したとされています。また昆虫出現後、地球上では5回の大量絶滅が起きましたが、約4億4400万年前の最初の大量絶滅以降、全ての大量絶滅を昆虫は生き延びてきたことになります。昆虫も古いタイプのグループは絶滅していますが、新たな性質を獲得したものがさらなる繁栄を続けてきました。その繁栄の秘密は多様な環境に適応してきたことだと言えます。今回は、昆虫が獲得してきた多様な性質についてお話します。

講師の中谷憲一さん

昆虫の生物分類上の位置について・・・昆虫は真核生物、動物界、節足動物門、昆虫綱に属します。

芥川公民館からJT生命誌研究館へ移動です。

 同日午後 第7回講座「生命誌とは」(見学)講師:JT生命誌研究館 館長 中村桂子さん 於:JT生命誌研究館

中村桂子館長から、生命誌絵巻を示しながら、38億年前に地球上に生命体が誕生した扇の要から、長い海中生活で多様な生物が生まれ、上陸を果たして扇の縁にたどり着いた生物の歴史について説明を受けました。数千万種の生物は、どれもDNAを持つ細胞からできており、それらはみな38億年前の海に誕生した共通の祖先から発生と進化を繰り返し、現在のように人間を含む、複雑な生態系が出来あがりました。

   

館内見学 ゲノムが語る生命誌、蝶のための庭(食草園)、蟲愛づる姫君

アフリカ肺魚(マーブルくん)

身長は最大2m、特徴である長いひも状のヒレを交互に動かすので水中を歩いているように見えます。子供はエラ呼吸をしますが、成体になると肺呼吸になるので両生類に似ています。

 

次回講座 8月1日(木)午前 第8回「川と人、そして生き物たち」講師:元淀川流域委員会委員長 宮本博司さん

同日午後 第9回「ヒートアイランド問題とその対策」講師:関西大学 環境都市工学部専任講師 宮崎ひろ志さん 於:生涯学習センター 第2会議室


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