6月29日(木)午前
第5回講座「アユの遡上を確認しよう」
講師 環境省希少野生動植物種保存推進員 横山 達也 さん
場所 あくあぴあ芥川周辺
午後に雨の懸念があり、急遽午前と午後の講座を入れ替えました。
あくあぴあ芥川から数百メートル上流に向かい、まず横山講師の投網を見学。素晴らしいですね!
3回の投網で2匹のアユを捕獲!アユの捕獲は2019年以来なんと4年振り!
引き続き水環境保全グループの三上さんからグループの活動(特定外来生物の駆除活動・芥川の清掃活動
・魚道整備等)及び魚の取り方について説明を受けました。
いよいよ川に入って魚を採取。受講生の皆さん、網とバケツを手に持ち思い思いの場所で、魚とりに
夢中!
採取した魚や生き物について横山講師に説明して頂きました。
アユは清流のシンボル。芥川の水がきれいな証です。アユと出会えたことで講座のテーマどおり
「アユの遡上を確認しよう」が実現できました。
① ② ③
①ヨシノボリ(別名ゴリ):名前の由来は植物のヨシについて登っていくところから名付けられた。佃煮
にすると美味しい。
②ドンコ:腹ひれが二枚ある。普段川底にじっとしているが餌を食べる時は瞬時。グーグーと音を出して
コミュニケーションをとる。
③アメリカザリガニ:外来種
① ② ③
①ムギツク:黒い縦ラインが特徴
②ハグロトンボ(幼虫):水生昆虫の仲間
③カワムツ:芥川上流~中流に生息
その他、その姿を見ることが難しくなった絶滅危惧種のメダカやナガレトビケラ、ゲンゴロウ、
ミナミヌマエビ等を採取、観察することができました。
童心にかえり、魚を追いかけた受講生の皆さん、お疲れさまでした!
6月29日(木)午後
第4回講座「芥川・淀川水系の魚たち」
講師 引き続き 横山 達也 さん
場所 あくあぴあ芥川
淀川の水は200以上の水質検査を経て大阪の安全でおいしい水道水になっていますが、大阪人の多くは
5回目の再利用水を飲んでいます。受講生は驚きの表情!
「わんど・たまり」の淀川特有の今昔環境を通して淀川水系を守ることがいかに重要であるかを
学びました。
淀川のシンボルフィッシュ、イタセンパラの驚くべき生態に触れ、午前の疲れを感じさせない程、受講生
も興味深く聞き入りました。
最後に午前に採取した魚、出会えなかった魚、絶滅したと思われる魚の説明を聞き、芥川が淀川の
生物環境を支える貴重な河川であること、私たちの身近にあるこの河川を保全していくことがいかに
大切であるかを学びました。
次回講座
令和5年7月13日(木)10:00~15:00
午前:市民、地域主導による再生可能エネルギー普及
講師:和歌山大学 客員教授 和田 武 さん
午後:脱炭素に向けた企業の取り組み
講師:大阪ガス(株)地域コミュニケーション室 室長 中村 隆治 さん
以上