(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

10‰&10‰、no.129&1020

2015年08月29日 | ★★★┃ ロ┃ED75総合 |★★★
 2005年から2006年にかけてはED75 129との相性がよく、黒磯側で僅かに残っていた重連牽引運用の4085レは前機のシーンで4回撮ることができた。1回目が1016との重連で大砲使用、2回目が1031との重連で広角系、最後の4回目は128との重連で広角系。
 1020との重連運用となったのがこの3回目。4085レにはナナゴ牽引列車ではみる機会が極端に減っていた31ft.コンテナ、U47A"ECO-LINER 31"が自動車部品輸送(と聞いた)で週に何回か載って来るのが知られていたが、1回目と2回目ではそれを見ることができなかった。尤も、「週に何回か」ったって不規則かつ抜き打ちで下ってた訳ではなく、大体3日に一遍のペースで載っているのが後で判ったが。
 そろそろまた129との組み合わせで撮りたいなと思っていた12月のある日、まず前仕業に彼が入ったとの情報を受けとった。あとは天気とECO-LINER 31が来仙しにくるかどうかだけ。撮影の当日、東上線の始発に乗って一度池袋まで出る。山手貨物線経由だった4085レは池袋を朝の5時半に通過するので、東上線始発で行けばその様子が見られたからだ。予想では「載って来る」筈とみていたが、外れたら正直辛いので埼京線のホームに上がる時はドキドキした。
 載っていたのを直に確認すれば、あとは東北新幹線の「なすの」に乗ってだっぱらの駅に降りるまでヨユーのヨッちゃん、気分はニヤニヤしっぱなしだった"らしい"(過去ログ参照)何せ憧れの組み合わせがもうすぐ撮れる訳で、これから行くところは勝手知ったる場所だからさもありなん。残念ながら天気はあまりよろしくなかったので、三脚に大砲を据えて待ち構えた。


 上り北斗星が通過して程なく現れた4085レは、北からのお土産を叩きつけながら10パーミル上り勾配を駆け抜けていく。折から北東北は12月としては久しぶりの大雪で、129も前運用の3070レで雪を沢山つけていた。ECO-LINER 31を載せたコキ104の周りがほんのり白く霞んで見えるのは、着いていた雪の塊がバラストに叩き落とされて砕けた細かいのが、風に流されたものだ。
 バックに見えるのは那須連山のひとつ高原山。機関士がよそ見しているその先には恐らく那須岳がある筈で、今日の天気が気になったのだろう。そのあとで彼は此方に気づいて、「ピッ♪」…えぇ、お陰でいい撮影になりましたよ。

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