(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

25年前のコダクロームから

2013年03月24日 | ぎゃらりぃ「チラ裏」
今日は特別、3個玉。

俺が田舎を出て上京する前に撮ったヤツかと思ったら
マウントに「OCT.88」と刻印があったので
'88年10月の撮影と分かった。
あぁ上京する直前はネガばっかりで
ポジは使うつもりなかったんだっけか。


この年は受験に失敗して田舎に戻った時で
何もすることがなくってブラブラしてたから
親がいなくなるとすぐにカメラ取り出しては
チャリンコ漕いで国道バイパス工事の現場のとこまで出かけて
先述の上野行き485系「つばさ」や
ED75牽引の50系客車列車とかを撮っていた。
で、その帰りに祖母の家に寄ってっては
祖母の話し相手をしてから小遣いをもらって帰ってたものだ。
いわゆる「プー生活」をしながら鉄をやってたわけで
当然もらった小遣いはみな鉄ちゃんの費用に消えた。
まだ郵便局で内勤のバイトを始める前だから
あのころはいるだけでも申し訳ない存在で
鉄ちゃんはそれこそコソコソとやっていた。
(尤も、コソコソとやっていても親にはバレていたが。)

とはいえ、時間は大有りだったから
某カメラ雑誌を読みながら自分に合ったポジを探す意味で
色々ポジフィルムを買っては使って失敗する(お約束の)
「自爆」的な撮影もよくやっていた。
コダクローム、エクター、RDP…
色々使ったけれど、自分にあったのは見つからなかった。
無理もない、何せプーだから金がなくって
露出計を持てなかったのだ。
当然露出は、レンズの前に手をかざして
その時の数値をもとに絞りとシャッター速度を決める
至って簡単な方法で決めていたのだが
逆光とか面潰れの写真を撮るとき
あるいは天気が良くないときなんかは
うまくいかないことも多かった。

この時は多分雨上がりの晴れた日だったと思う。
空は青いけれど低い雲も目立っているのがその証拠。
稲刈りたけなわの時期で
東北特有の「ホサ掛け」で稲を干してるのが手前に写ってる。
この頃は全面的に機械に頼る農家はまだ少なかったから
こういう干し方も結構方々で見られたが
カントリーエレベータが整備されるようになった近年では
多分こんな光景は見られないだろう。

どうしてもいつかうpしたいなと思って
田舎から持ってきたコダクロームのポジ。
今回、25年経ったことでもあるんでうpしてみた。

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