公務員宿舎建設の行方

朝霞の公務員宿舎建設の行方が揺れている。
かって行われた事業仕分けで見直しの方向が出されたのだがいつの間にか復活していることについて世間の耳目を集めているのだ。
それにしてもこの問題に対し閣僚の説明は要領を得ない。
管掌している財務相は「公務員宿舎は全国で1万数千戸空きがある」との野党の指摘に対し「関東地区に限れば状況は違う」というだけでその需給環境にも、また全国にある遊休宿舎の取扱いにも言及していない。
行政刷新相も「私が了としたが説明責任は財務相にある」というが了としたのであればそれなりの説明責任はあるはずだ。
そもそも全てを担当大臣に委ねるのであれば事業仕分けなどは意味がない。
結局首相がこの問題を引き取り「現地視察後判断する」ということになった。
首相のリーダーシップを問う大きな試金石になるだろう。