グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

猛暑日の電力需給状況に思う

2016年08月15日 | 日記
先週の火曜、水曜日辺りは本当に暑かった。
横浜で37.4℃はたしか観測史上初だったと記憶しているが全国でも史上初を記録した地点が多かったようである。
気象庁は朝から熱中症対策のPRに余念がなかったがこれは当然のことだろう。
ところで1つ疑念が・・・。
当日は猛暑だけでなくリオ五輪や高校野球大会が開かれていたのだが電力需給状況は特に心配なかったのだろうか。
もうずいぶん前の話になるが真夏の甲子園大会が始まると節電を呼びかけることがあったのだ、いや強要だったかな?
それがどうしたことだ、この暑さでエアコンは全開、テレビ中継でオリンピックや高校野球に熱中しているのに節電呼びかけなど全くない。
電力を不自由なく使えるということは無論いいことなどだが一体何がそうさせたのだろうか。
電気製品等の省電力化が進んだのか、ソーラー・システムなどエネルギー源の代替が進んだのか、スマホなどの普及によりエネルギー負荷カーブの平準化が進んだのか、・・・今後のエネルギー・ミックスを考える意味で電力消費ピーク日の電力需給状況をキチンと分析した方がいいのではないか。
エネルギー総量だけ考えれば原発はなくてもいいのかも知れない。
とにかく電力消費特異日はエネルギー政策を考えるうえで宝の山なのだ。

給付型奨学金の導入検討に思う

2016年08月15日 | 日記
給付型奨学金制度の導入検討が進んでいるようだ。
給付型は現在でも全くないわけではないが量的には圧倒的に貸与型奨学金が多いため多数の学生は返済の負担を抱えつつ卒業することになる。
理想を言えば授業料など公費で賄い学生の負担を軽減できればいいのだがなかなかそうはいかないのが辛いところだ。
受益者負担の原則もあるし財源上の問題もある・・・。
以前このブログで少子化対策として高校までの授業料フリーに言及したがさすがに大学までの授業料フリーは言いにくい。
ただ今の大学授業料水準はいささかインフレ気味ではないかと思うことがある。
時折我が家近くの2つの大学(市立大と私立大)に通うことがあるが今も施設の増築ラッシュが続いている。
大学の魅力を高めるため投資の継続は必要かもしれないがこんなことも授業料高騰の一因だろう。
大学関係者は入学者が支払うコストと将来得るべきベネフィットをもう一度考えた方がいい。
給付型奨学金の拡充も結構だが一方で授業料そのものの抑制があってもいいように思う。