グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

生体認証システムの普及見通しに思う

2016年08月29日 | 日記
個人認証システムは長らく暗証番号によるものが主流だったがいよいよ生体認証が本格的な普及期を迎えそうだ。
先日某銀行のATMネットワークを舞台に短期間に18億円を不正に引き出される事件が明るみに出たがこれは伝統的な磁気カードを偽造し悪用したものだった。
これに懲りたわけではないだろうが当銀行は指紋認証システムの利用拡大にカジを切った。
たしかにもし指紋認証システムが前提であればあのような大規模詐取事件はなかっただろう。
指紋認証と並んで今後大きく成長するものと見込まれるのが顔認証システムだ。
顔の輪郭や目、鼻、口の配置は結構個有なもので最近の情報技術によれば瞬時のうちに判別が可能になっているようである。
最近では公共の場以外に民間施設内でも多くの場所で監視カメラが設置されている。
ということは万一顔認証データと姓名が紐付けされれば全て個人の行動がそっくり筒抜けになることを示している。
プライバシー保護の観点から顔認証システムの運用は慎重の上にも慎重を重ねた配慮が望まれる。