グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

リオ・オリンピックの運営力を中間評価する

2016年08月17日 | 日記
リオ・オリンピックも折り返し点を越えたので事前に心配されていた大会運営力を中間評価してみたい。
一番心配したのはハコモノやインフラの完成度であったが各スタジアムや地下鉄など交通機関の大きなトラブルはなかったようだ。
しかし会場内の空中に吊下げられていたテレビカメラがワイヤの切断により落下し来場者に怪我をさせたことは大事に至らなかったとはいえ残念な出来事だった。
それに競技に用いられた2カ所のプールで透明であるべき水質の緑変が発見され夜間に入れ替えを行って何とか凌いだ現実はその後キチンとした説明がなかっただけに無用の憶測を招くことになった。
またサッカーの試合前の行われたセレモニーで国歌を取り違え場内に流してしまったことは本当にお粗末としか言いようがない。
とまぁ、細かいことを挙げればいろいろあるが筆者が一番注目したのは治安問題だ。
オリンピック出場選手が出歩いていた先で強盗に襲われ金品を奪われたなどかって聞いたことがない。
その昔モントリオール大会だったか?でイスラエルの選手が政治上の理由で殺害されたことがあってやはり治安対策の欠如を指摘されたケースはあったが
今回の事件は氷山の一角のような気がしてならない。
リオ当局はキチンと対応しないと「世界一危険なオリンピック開催都市」との汚名を抱え込まないとも限らない。
ブラジル全体のイメージ悪化につながりかねないと認識した方がいい。