グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

パナソニックの社外留職制度に思う

2018年06月04日 | 日記
パナソニックが社員が同社にを籍を置きながら1年程度他社で働く、いわば社外留職制度を始めるという。
伝統的に日本の会社は社員を自前で育成していく純血主義が主流を占めてきたが変われば変わるものだ。
たしかに社外に目を転じれば自社にはないノウハウやカルチャーが溢れかえっているだろう。
そんな環境で社員の教育ができれば自社プロパーにはない新しい発想を持った、新しい手法を身に付けた財務マンや生産管理マン、起業家などが誕生するに違いない。
1つ心配があるとしたら留職した社員がその期限が満了した後向こうの世界に移ってしまう恐れはないだろうかということだ。
いくら本籍を残したまま、といっても人材流動化の当世である。
企業ロイヤルティに全幅の信頼を置いていると言うのなら別だがそうとも言い切れないのではないか。
もっともそんなリスクがあっても歩留まりを考えれば得るところの方が大きいということなのかもしれない。
結局このようなボーダー・カンパニー、クロス・カルチャーの動きはこれから当たり前になっていくのではないか。
そうそう、副業容認という流れもあるしねぇ・・・。