グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相のG7記者会見に思う

2018年06月10日 | 日記
今朝(日本時間)首相がカナダでG7を終えた後の記者会見を行っていた。
首相は各国の結束でG7の意義を強調していたが本当にそうだったのか、いささか気になった。
今回のG7は米国の通商政策に異議を唱える(米国以外の)G6と米国との対立する構図が開催以前から話題になっていた。
いくらG7が大きな会合であるから、と言って米大統領も(中間選挙を控える今)おいそれと保護主義方針を変更するわけにはいかないだろう。
案の定、米大統領はG7後に議長国から発出されたG7首脳の共同宣言についてこれを承認しないよう米代表団に指示した。
首相は本当に米国を含めたG7参加国全体が結束を確認した会合だったと評価しているのだろうか。
米大統領に遠慮して(忖度して)敢えて全体を美化した物言いだとしたら米国以外から各国からあまり信頼されなくなるのではないかと心配してしまう。
ことは首相個人だけの問題ではない。
首相は一国の代表なのだから(米大統領との)個人的な関係よりもさらにニュートラルな姿勢や言動が重要だ。