グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

9 四半期ぶりのマイナス成長に思う

2018年06月21日 | 日記
内閣府の発表によれば今1-3月期のGDPがマイナスに転じたということだ。
消費増税を控え、あるいは総裁選3選を目指す首相にとって頭の痛いデータになるのかもしれない。
首相を金融面から支える日銀総裁も今やデフレ脱却に時間がかかる旨発言しているようだ。
なかなか経済の好循環も難しいものだ。
企業の好業績と内部留保の積み増しは進んでいるようだから条件はある程度整っているのだがそこからがうまくいかない。
政府は以前目立った賃上げを実施した企業を公表したことがあったがそれでも大きな輪に広がることはなかった。
やっぱり内部留保金に重税を課すしかないか・・・。
それに国民の中に広がる貧富格差も気になるねぇ。
中所得者層に対する減税というのも先々のことを考えると現実的ではない。
後は将来不安の除去だが実はこれが一番の難題なのだ。
団塊世代の一斉リタイアは既定だからねぇ。
外需に目を向ければ米国の保護主義が重くのしかかる。
先日公表した骨太の方針2018では間に合わない。
首相は新たな現況打開策が必要になるのではなかろうか。