つい先日ワクチン担当相などというかって聞いたことのない閣僚職が誕生した。
任命された河野規制改革担当相(兼務)は「ワクチンの接種計画具体化はプロジェクトX並みの困難さだ」と緊張感を隠さなかったがまんざらでもなさそうだった。
政治家にとって職掌が増すのはとにかく顔も名前も売れるし実績も積めるからねぇ・・・。(笑)
それはそうとしてこのワクチンの円滑な実施スケジュールの策定とプロジェクト管理はなかなか難物のようである。
厚労省、国交省、総務省、経産省、財務省、防衛省など関与する役所が多いうえにスピードが要求されているからだ。
そのくせ当該ワクチンは未認可であり納期も確約されていない。
それを数千万人規模に接種するというのだから緻密でかつ迅速なマネジメントが必須である。
1つ心配なのはワクチン担当相はスタンディングな組織を持っているのだろうか、ということだ。
有能な副大臣を付けるというがそんなレベルではないと思う。
厚労省など既存の組織とスムーズな調整が可能なのか、こんなことが杞憂に終わればいいのだが・・・。