グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

市議選スタートに思う

2011年04月20日 | 日記
今度の日曜日は統一地方選の後半戦、わが町横須賀では市議選投票日にあたる。
去る10日の県議選と違い選挙カーが市中を駆け巡っているのは電力、ガソリンなどのエネルギー需給が緩和したのか、それとも選挙戦激化で選挙運動自粛などと気取っておれない?(笑)
しかし辻立ち光景をいくつも見たが誰一人立ち止まって耳を傾ける聴衆はいない。
どうも立候補者の思いとは裏腹に市民の関心はいまひとつ盛り上がらず、・・・である。
もしかしたら今回の選挙を機に選挙戦のスタイルが変わるかもしれない。
ツイッターやフェースブックなどのSNSがこれほど普及した社会ではリアルの世界よりネット社会での活動が票に結びつきやすいだろう。
もう一つ、立候補者ポスターの掲示板を見て気がついたのだが与党である民主党の名前やロゴが全くといっていいほど見当たらない。
これは一体どう云うことか。
党本部のゴタゴタ、モタモタが影響しているとしたら何をか言わんやだ。


原発事故収束工程表に思う

2011年04月19日 | 日記
東電がこのたび原発事故収束に向けた工程表を提出した。
筆者はなにぶん門外漢のため評価能力はないがとにかく今までいろいろな出来事がありすぎたため本当にこの筋書き通りいくのかどうかについて何がしかの疑念を抱いてしまう。
一番の被害者である地元自治体、住民も「止むに止まれず苦し紛れに出したのだろう」との冷ややかな見方が大方だが何と原子力安全委員会関係者からも相当困難視されていると聞いて驚いた。
いやはや、・・・。
果たして東電は収束工程表作成に当たりどの程度外部有識者を動員したのだろう。
自社の専門家だけではもう対応できないのは火を見るより明らかだ。
福島原発の設計者は米国人で今「この建設は失敗だった」と述懐しているそうだがこの工程表策定に関わってもらったのだろうか。
東電はなかなかプライドが高い組織だとお見受けしたがかくなる上はマイルストーン毎に確実に実績を積み重ねていく以外に道はない。
コトと次第によっては株主代表訴訟も免れられないと思う。


ガンバレ斎藤投手、そしてパ・リーグも

2011年04月18日 | 日記
昨日はあの人気で鎌ヶ谷グラウンドを沸かせた日本ハム斎藤投手がホームグラウンドで初登板した。
テレビ中継があったので観戦したのだが何と予想したとおりの試合展開になった。
つまり立ち上がりに斎藤投手が不用意に失点するも味方打線が援護しすぐさま逆転、何とかそのまま責任回数をしのぐというシナリオだがこれは直前のオープン戦で見られた結果そのものなのだ。
昨日も結局は先のオープン戦と同じように(5回4失点という)パッとしない成績ながら勝利をモノしたがボールの威力は同僚のダルビッシュ投手に比べやはり差があると思う。
今のままではローテーションの一角を占めるだろうがエースの称号は与えられない。
厳しい言い様になるかもしれないがしっかりコーチについて投げ込み、走り込みを行って欲しい。
一日も早くダルビッシュ投手とともに二枚看板になる日が来ることを待ち望んでいる。
そしてパ・リーグも話題性でセ・リーグに追いついた。
ガンバレ、パ・リーグ!

プロ野球は上々のスタート

2011年04月17日 | 日記
12日にセ、パ両リーグが同時開催しほぼ1週間経った。
何と昨年度最下位チームの横浜、楽天がトップを走っており面白い展開になっている。
特に横浜は3年連続最下位、主力の内川も移籍してしまい実はその行く末を心配していたがなんのその、生まれ変わった感じである。
楽天はいうまでもなく被災地のシンボル、全国からの声援を受け実質ロードで「見せましょう、『楽天』の底力」を実践中だ。
まだまだ始まったばかりだがこれからもペナントレースが楽しめそうだ。
それにしてもあんな形で阪神金本選手の連続出場記録が途絶えたのは返す返す残念だ。
1打席が完了していないとはいえ間違いなく1球は受けているのに「出場」と認められないのは何と非情なルールなことだ。
ただ当の金本選手が記録に淡々としていることに救われる思いがしている。



政府・自治体は被災者の生活安定を急げ

2011年04月16日 | 日記
東日本大震災発生後1ヶ月を過ぎ本格的な復興計画が動き出した。
この震災はあの阪神淡路大震災よりもはるかに広域で津波や原発事故による放射能汚染が複合しているため被害の規模と被災者のダメージは数倍大きい。
その分政府・自治体に課せられた復興対策を難しくしているがコトは待ったなしだ、遅滞なく進めて欲しいものだ。
復興計画のポイントの一つは云うまでもなく被災者の生活の安定だがこれからの被災者の生活の場は「従来からの市町村に留まるもの」「これを機に新天地を目指すもの」に大別されるためそれぞれに合致した政策の実行が望まれる。
前者については安心して住める住環境の開発と農林漁業の生産性向上・高付加価値化推進だ、特区政策を拡大して活用したらどうだろう。
この際思い切った区画整理も必要ではないか。
後者については住宅と併せて就労アレンジが必須だ、被災者の生計を別途保障し雇用者の負担はゼロにするくらいの時限措置も検討すべきだろう。
問題は財源だ、国家総動員で行くしかない。






若き女性将棋ファンに万歳

2011年04月15日 | 日記
幼い頃から将棋に馴染み最近では将棋ソフトとPCで楽しむことも多い。
また日頃から新聞(日経新聞)の棋譜欄も愛読しているのだが何と今回の解説記事ライターは芥川賞作家朝吹真理子さんだ。
昔から棋譜解説は棋士仲間かOBあるいは業界誌記者、と相場は決まっていたものだが今回はフランス文学一家の深窓の令嬢が担当とかで驚くやら嬉しいやら・・・。
筆者はかねがね将棋の持つ(囲碁に比べ)粗野で座敷より縁台が似合うイメージに何がしかコンプレックスめいたものを感じていたものだがあの若くしとやかな女流作家の趣味(の一つ)が将棋と聞いて今でも信じられないような感じだ。
朝吹真理子さんの登場と活躍が将棋界の振興に少しでも結びつくとしたらこんなに嬉しいことはない。
ここのところちょっと浮き浮きした気分だ。

石原慎太郎考

2011年04月14日 | 日記
先日逗子海岸を散歩していた折たまたま「太陽の季節」記念碑に出くわした。
石原慎太郎氏揮毫の「太陽の季節、ここに始まる」の石碑とともに多くの方々のメッセージの彫り刻まれたタイルが周囲の壁面・階段部分に埋め込まれている。
氏の友人、知人のみならず多くの市民が作品に対する感動や氏への思いを短い言葉に託して寄せている。
そう、氏が20代前半に著したあの小説は単に芥川賞を受賞しただけではなくそれ以上に社会に大きな影響を与えたのだ。
今、石原慎太郎氏に関する話題といえば何といっても都知事再選だ。
当初氏は高齢・多選を理由に出馬を見合わせる意向だったようだが後継者の当選見通し難を見越し急遽再選を目指すことになった。
そして開票直後「当確」をもぎ取った人望はさすがだ。
氏の歯に衣着せぬ舌鋒はいささかも衰えていない。
例の「大震災天罰論」は明らかに暴走だが背景にあった日本人の「我欲」については多くの人々の共感を得ているハズだ。
再選されたからには健康に十分留意され任期一杯職責を果たしていただきたいと思う。

プロ野球開幕アレコレ

2011年04月13日 | 日記
昨日プロ野球両リーグが揃って開幕した。
セ・リーグが当初開幕日とした3月25日(その後29日に変更)をギブアップした3月下旬には4月12日は随分先のように思われたが過ぎてしまえばスグだった。
やはり両リーグ揃ってのスタートがスッキリしていい。
昨日の関心事はなんといっても被災地仙台をホームグラウンドとする楽天イーグルス(略称)の動静だったが見事逆転勝ちという最高の結果で開幕戦を飾った。
ウィニングボールは間違いなく東北一円のファンの心に届いたハズだ。
開幕日騒動の張本人である読売ジャイアンツにとっても今年はことのほか記憶に残る一戦になったに違いない。
まさか開幕戦を逆風の中ローカル球場(失礼!)で迎えるとは夢にも思わなかっただろう。
ただ坂本、東野、長野といった若手生え抜き選手の活躍で勝利をもぎ取った意義は大きかったに違いない。
ちなみに筆者の贔屓チーム中日ドラゴンズはサヨナラ負けで最悪のスタートだった。
例によって「144分の1にしか過ぎない」とあきらめ、次の試合に望みをつなげよう。

政府は緻密で親身になった避難対策を

2011年04月12日 | 日記
原発事故に起因した避難指示が波紋を呼んでいる。
避難行動は当事者にとって思いのほか負担や障害が大きい。
為政者はもっときめ細かな対応を志向すべきだろう。
避難地域指定についてもあの20km、30kmの同心円には当初から違和感を感じていた。
先日の風評被害に関するコメントでも書いたが放射能の飛散は(発生源からの距離もさることながら)風向きや地形により大きく変化するはずだ。
あのチェルノブイリ事故跡地の立ち入り禁止区域も決して円状ではなく複雑なアメーバ状である。
行政はもう少し緻密な避難地域指定を行って欲しかった。
そうすれば発生源から近くとも避難を免れた住民がいたかもしれないし、避難を2度、3度と重ねる住民ももっと少なくなっていたかもしれない。
先日発表された計画避難地域の指定についてもほとんどは町村単位であってこれも十分きめ細かだとはいえないと思う。
避難勧告は為政者にとっては「住民の安全にため」かもしれないが住民にとっては「生活の場を収奪される」ことである。
避難地域の指定はそれほど重いものなのだ。
ついでに言えば酪農業者のように多くの生き物を抱える住民へのケアも重要だ。
動物が一緒でなければ動けないことがあることは子どもでも分かることだ。
そこまで配慮するのが「血の通った行政」というものだろう、たしかに手間はかかると思うが・・・。



統一地方選前半戦結果に思う

2011年04月11日 | 日記
統一地方選の前半戦が終わった。
多くのメディアは与党民主党の不振を第一の総括ポイントとしているがこれは当然の帰結、「なるべくしてなった」といっていいだろう。
民主党は昨年の参院選惨敗以降直ちに選挙マニフェスト修正に着手し民意に沿った出直しを図るべきだったが党内事情のせいかどうか分からぬが結局しばらくの間何もやらなかった(動けなかった?)。
年が明けてからようやくマニフェスト修正方針がオーソライズされたが期限は何と6月(一部は9月)とされた。
これでは統一選に間に合わない事は自明だがこれで党本部で何か特段大きな異論があったとは聞かない。
一体この党に危機管理能力はあるのか。
党首は「たとえ支持率がいくらになろうが政権放棄はしない」と言明しているが果たして党としてそれでいいのか。
「国民から支持されなくともよい」と居直っているといわれても抗弁できないだろう。
「党首を支える」といえば聞こえはいいが党として真に国民の付託に応える意思が見えない。
今のままでは政権を与る資格はないと思う。