グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

タイ・インラック首相の即時失職に思う

2014年05月08日 | 日記

タイのインラック首相が公務員人事に対する不当介入を行ったとして違憲判決を受け即時失職することになった。

同首相については以前から様々な疑惑があって政治活動は混迷続きだったが即時失職はあまりにもあっけない結末だった。

あまりに徹底した三権分立ぶりに清々しさすら覚えるほどである。

ただインラック首相とともに9人の閣僚も連座し失職するというから現政権は崩壊同然である。

7月に総選挙を目指すというから全てはその成否にかかっているといえるが果たして安定した政権の樹立は可能だろうか。

いま国民の政治に対する意識や文化度が問われているのである。


ソフトバンクの好決算に思う

2014年05月07日 | 日記

この3月期は概ね好決算を迎えた企業が多かったようだがその中で特に印象に残ったのが孫オーナー率いるソフトバンクである。

事業の主力は国内携帯通信なのだがこのビジネスはもともと英ボーダフォンの買収したものでその当時はあまりの高額な買い物に本体の経営すら危ぶむ業界関係者も少なくなかった。

しかしここからが孫オーナーの真骨頂である。

スマートフォンの一早い取込みをはじめ積極的な販促活動を展開、今期は契約者数第1位であるNTTドコモの純利益を初めて上回った。

インフラ・ビジネスにおいてシェア上位企業を利益ベースで凌駕するなど(子会社の株式評価益があったとはいえ)本当に凄いことだ、買収後たかだか十年足らずで。

いま同社は米国の携帯通信市場を射程距離に見据えている。

さてさて来年はどんなイメージを想定しているのだろうか、そして実際にどんな姿を提示してくれるのか。


バス手配忘れの旅行業者による偽手紙事件に思う

2014年05月06日 | 日記

先日遠足用のバス手配を忘れそれをカムフラージュするために学校に偽手紙を送り付けた事件があったが業者及び当人は思いのほか大きなペナルティを課せられることになってしまった。

監督官庁である国交省・観光庁の立ち入り検査のみならず偽計業務妨害で警察のお世話になるなど想像だにしていなかったのではないか。

本人はただ自らのミスを隠し通したかっただけで(生徒の自殺をほのめかす)偽手紙によって利益を得ようとか学校教育を妨害しようなどという大それた意図はなかったと思うが学校側の被害届により騒動は大きく広がった。

会社側のショックも大きだろうが監督責任とはそういうものだ。

手配ミスが判明した時点で組織を挙げて修復できるような土壌ととっさの対応力があればこのような最悪の事態は避けられたのだが今となっては「後の祭り」だ。

「人のふり見て我がふりを見直している」企業や組織も多かろう。

 

 


閣僚諸氏の外遊ラッシュに思う

2014年05月05日 | 日記

世はゴールデンウィークの真っ只中だ。

今年は日並びが悪くレジャーについてはいわゆる安・近・短が主流のようだが閣僚諸氏には外遊中もしくは外遊予定が目白押しのようだ。

首相こそ欧州各国首脳との会談で動静は逐一報道されているが、さてさてその他閣僚の面談相手は誰で何がホットイシューなのだろう。

まさかリフレッシュ旅行ではあるまいな・・・・(笑)。

ところで、政府は「50年後の人口は1億人程度を維持」を中長期国家目標にすることを決めた。

一見簡単な目標のようだが昨今の情勢を鑑みるにこれは結構高いハードルのように思う。

目標期間はちょっと長すぎるような気もするがそれはともかくとして各閣僚はそれぞれいかほどの見通しと成算を持っているのだろう。

この問題はひとえに少子化担当相や厚労相だけの問題ではない。

財務相、外相、経産相をはじめ全閣僚が全力で取り組まないと実現できないだろう。

もし信念や達成条件があるのなら具体的に聞いてみたい気がする。


観光客は焦らずに

2014年05月04日 | 日記

群馬県・富岡製糸場ほか4施設のユネスコ世界文化遺産登録内定に伴い今観光客が押し寄せているとのことだ。

富岡製糸場の見学者数は勧告が出る以前に比べ既に3倍とのことだがこれからまだまだ増えるのではないか。

現地では急増した観光客の受け入れ・歓迎にてんやわんやだと聞くが当然かもしれない。

小さな街で140年も前に建設された施設がいきなり脚光を浴びたのだから。

まして富岡製糸場を除く3施設は製糸場とは数十キロも離れた個人住宅や風穴などの無名施設なのだから元来受け入れ態勢などないに等しい。

それでも地元サイドは長年の念願が叶ったわけだから鋭意、ボランティアの増員や駐車場の拡充などの手を打っている。

関連施設間のアクセスなども遠からず整備されるだろう。

観光客はそれまで様子を見ながら待つか、あるいは地元に迷惑がかからない範囲内で自助努力で楽しむか、のどちらかだ。

楽しみを後にとっておくのも悪くない。

 

 


韓国の交通事故続発に思う

2014年05月03日 | 日記

韓国でまた多くの乗客を巻き込んだ交通機関の事故が発生した。

何と通常の運行時間内に通常の路線内で地下鉄列車同士が衝突、通常であればATSが働くはずなのだがどういうわけか機能しなかった。

その原因について(事故を起こした)ソウル地下鉄は「調査中」として詳細を明らかにしていないがもし誰かが作為的にATSを切断していたとしたらこれも大きな人災と言わなければならない。

度重なる巨大事故は朴政権にとって大きなダメージとなろう。

韓国内の政官民あらゆる組織にモラルとガバナンスが欠如しているのだ。

今度こそ再発防止に向け相当踏み込んだ具体策を明らかにしない限り事態を収拾出来ないだろう。

そういえば以前中国でも新幹線衝突事故が起きて残骸車両を近くの空き地に埋めようとしていた映像を思い出した。

潜在リスクは韓国よりも実は中国の方が高いのではないかという気もするのだがさてさて実態はどうか。

日本だって全く他人事と思わないほうがよい。

 

 


京急の「幸せ呼ぶ黄色い電車」に思う

2014年05月01日 | 日記

今日クルマで買い物に出かけた際近くの踏切で外観が黄色一色の電車に遭遇した。

そもそも黄色は保線や実験に用いられる車両の塗装として知られているがこの車両には間違いなく乗客がいた。

そして家に戻って新聞を見て気が付いた。

この黄色い電車は京浜急行が今日(5月1日)から運行を始めた「幸せを運ぶ黄色い列車」だった。

一部の鉄道ファンから「黄色い列車は見ると幸せになる」として隠れた人気があったのだが実際に乗ってみたいという声を受けて京急が実現したものだ。

それを運航開始初日に偶々目にするとは・・・。

なんてことはないのだがなぜか得した気分だ(笑)。

京急では「運行スケジュールは前日の午後2時まで分からない(公表しない)」としているが最後まで伏せたまま走らせてもいいのではないか。

その方が意外性と有難味があると思うのだ。