グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ベネッセHDの顧客情報流出に思う

2014年07月10日 | 日記

ベネッセHDの顧客情報大量流出が判明した。

これは通信教育最大手の同社にとって大きな経営ダメージになると思うが流出した顧客情報を買ったとされるジャストシステムはそれよりはるかに大きなダメージになるだろう。

ジャストシステムは「ベネッセの顧客情報と知ったうえで利用したわけではない」と反論しているが問題は情報主体の了解の有無を確認せずに名簿業者から入手した情報を利用したことである。

ジャストシステムは通信教育後発事業者としてついついベネッセの顧客情報に手を出してしまった。

そして被害者は「ベネッセにだけ登録している字体でDMが来ている」などと言い始めている。

今さらどんな抗弁も通用しないだろう。

ジャストシステムの採った行動は単なる偶発ではないのだから相応の対応が必要だ。

ダーティ企業のレッテルを張られてからではもう遅い。

 

 

 


Wカップのサポーター気質に思う

2014年07月09日 | 日記

Wカップ・ブラジル大会の入賞チームも徐々に絞られてきた。

夢破れて敗退したチームは傷心のうちに帰国の途についているが出迎えるサポーターの反応はさまざまである。

どこかの国では「敗退」を詰る横断幕とともに選手たちに罵声を浴びせていたようだ。

何年か前には試合でミスをした選手が帰国後に射殺されたこともあったのだからこれくらいの洗礼は驚くに当たらない。

生卵をぶつけられる例などはよくあるらしい。

それに比べると我が国のサポーターは本当に温かい。

今回も労いの言葉とカメラの放列が空港の出口を埋め尽くした。

スタンドの後片付けといい、この選手に対する温かい出迎えといい日本人サポーターの所作は素晴らしい。

これは日本人の美徳として世界にもっと誇っていいだろう。

ところで選手諸君も無反応で通り過ぎるのでなく会釈くらいは返したらどうだろう。

凱旋ではないのでスマイルというわけにもいかないだろうが無表情というのも愛想がない。

何も逃げるように立ち去ることはないだろう。


カジノ解禁前夜に思う

2014年07月09日 | 日記

アベノミクス成長戦略の一つとしてカジノ解禁が検討されている。

たしかに海外からの観光客誘致のスパイスとして有効かもしれないが成長戦略の柱として位置付けるにはいささか荷が重いのではないか。

それに国内では違法カジノの摘発が後を絶たない。

もしこれを合法化するとすれば社会に害毒をまき散らす可能性はとても否定できるものではない。

それはともかくとして(長崎のハウステンボスと並んで)大阪のUSJがカジノに関心を示していると聞いて驚いた。

USJの事業は映画の世界の疑似体験なのだがテーマパークでカジノをやればこれは疑似体験では済まない。

米国本国のカリフォルニアとフロリダの両テーマパークでもカジノはなかったと記憶している。

もしテーマパークの外でカジノを運営するというのであれば新たな別の事業体を立ち上げるべきだ。


安倍内閣の直近支持率に思う

2014年07月08日 | 日記

安倍内閣の支持率が急低下しているそうだ。

官房長官は「まだ50%以上ある」と強気だったが10ポイント近く急落とあれば内心穏やかではないだろう。

急落の理由は例の「集団的自衛権の行使容認に関する閣議決定」にあるのだが連立政権パートナーである公明党を道連れにあまりにも強行とみられたのだ。

とにかく不支持率と拮抗してきたのだから要注意だ。

そういえば経済面でもアベノミクスの威光が薄れてきたように思う。

株価にしても為替レートにしてもこのところ停滞気味だ。

消費者物価は上昇していると聞くが一部の贅沢消費を勘案するとむしろ消費格差は広がっているように見える。

野党の足並みが揃わない中でこそ政権運営は慎重であるべきだろう。

とにかく世論は移ろいやすい。

 

 

 

 


政務費無駄遣い?の兵庫県議に思う(その2)

2014年07月06日 | 日記

あの兵庫県議のどうにも情けない号泣記者会見の様子はその後数えられないくらいのテレビ番組に取り上げられている。

海外でも結構報道されているとのことだが本当に恥ずかしい思いだ。

週明けには県議会の各会派代表者がこの問題をどう収拾させるのか協議するようだがスピード感を持って処理することが重要だ。

県議会だって国会の政倫審に類する組織はあるだろう。

是非とも実態を究明し実効性のある再発防止策を講じてほしい。

「公金横領」だったらこれは決して許してはいけない。

とにかく件の釈明会見は全く釈明になっていないのだ。

無論あの政策活動費が不正取得と見なされれば即刻返還とそれに見合った謝罪が要る。

それもあんな号泣のないヤツでね・・・。

 


国会におけるセクハラ発言露見に思う

2014年07月05日 | 日記

女性議員に対するセクハラ発言はやはり都議会だけに限った話ではなかった。

国会内でもあったことが明るみに出たのだが発言者が当該女性議員に直接謝罪したことで一件落着となりそうだ。

例の都議会議員とほぼ同じ内容に発言なのだが今回はダメージは随分違う。

「事件」が露見してから間髪をおかず処理したことが意外と大きいのかもしれない。

釈明会見もなく、選挙事務所に生卵を頂戴することもなかった・・・・。

さて都議会の第二、第三の暴言者は相変わらず潜伏したままだがこちらはこれからどう展開していくのだろう。

自民党幹事長の「名乗り出」要請(事実上「出頭命令」だが)にも応じず頬かむりしたままだが恐らくこのままでは済まないだろう。

完全に名乗り出る機会を逸してしまったが発言者の属する会派はほぼ特定されているのである。

「自浄能力」をうやむやのうちに葬ることなどとてもできないだろう。

人生、須らくThe sooner, the better (=The later,the worse)である。

 

 

 

 

 

 

 


楽天イーグルス星野監督の球宴出場宣言に思う

2014年07月04日 | 日記

公式戦病欠中の楽天イーグルス星野監督がオールスター戦に出場予定と聞いて意外な気がした。

結構難病とかで再起を危ぶんでいたがそうでもないのだろうか・・・・?

もし体調が順調に回復してきているというのであれば早く戦列に復帰したらいいと思うのだが。

それとも(オールスター戦は)お祭りだから多少無理しても参加したいということだろうか。

「出場する、しない」は無論ご自分が判断されればいいことなのだがついつい気になってしまった。

カラダに障るようなことがあってもいけないが公式戦軽視(ある意味で公式戦重視ともいえるが)があったらそれももまずい。

体調の程は存じ上げないがだからこそ去就をはっきりさせることがファンサービスの重要なファクターの一つだと思うのである。


政務費無駄遣い?の兵庫県議に思う

2014年07月03日 | 日記

1年間に195回の出張を繰り返し約300万円を政務費から支出していた兵庫県議が明るみに出た。

当県議は「195回は精力的な活動の結果で嘘や偽りはない」と発言しているようだが活動内容や相手先についての説明を拒否するようでは信じようがない。

「信じてほしい」という方が無理な話だ。

領収書もない、活動内容は説明できない、というのであれば即刻返納すべきだろう。

もう一つ県議会事務方はなぜ領収書の添付もないのに支出を認めていたのだろう。

例外規定とは一体何を指すのか。

事と次第によってはこんな杜撰な会計管理を行っていた事務方も処分の対象になるのではないかと思う。

当該議員も、そして県会事務局も「あまりにも不適格」と言わざるを得ない。

当議員に1票を投じた有権者は今頃何を考えているのだろう。


新聞記事「1億人維持、地方分散カギ」に思う

2014年07月02日 | 日記

今日の日経新聞に「1億人維持、地方分散カギ」と題したコラム記事があった。

政府は50年後にも人口1億人を維持したいとの基本方針を示しているが「日本再興戦略」にはこの視点からの具体策がほとんどないと評し、そのうえで現在大都市に集中している職場の地方分散を提唱している。

たしかに職場に通うのに1時間以上もかかるようでは複数の子供をかかえ育てていくモチベーションは生まれにくい。

それ以上に住環境、育児環境の広狭格差が大きいのではないか。

先日発表された都道府県別出生率を見ても東京都は最下位なのだがこれは当然だろう。

件のコラム記事は「・・・発想の転換を提唱したい」と結んでいるが要はどう実現するかである。

関係省庁と都道府県がタッグを組んで本気で取り組めば出生率2.0は決して夢ではないと思う。

ただ残念ながら現状は思い切った手が打たれていない・・・・それが問題だ。

人口が東京から流出するくらいでなければ人口1億人キープは無理だと思う。

 

 


自公両党の集団的自衛権行使容認合意に思う

2014年07月01日 | 日記

自公両党が集団的自衛権行使容認に関する閣議決定案について合意したとのことだ。

公明党内部には依然容認に慎重な考え方も根強いため閣議決定以降も党内調整が続けられるだろう。

公明党のこの決断と対照的だったのはかっての維新の党・石原前共同代表の分党宣言だった。

野党第一党代表を経て政権交代を目指すポジションにいたのだがあっさり投げ捨て自主憲法制定の道を選んだ。

主義主張の内容の是非はともかく「政治家の信義とは何か」を考えさせられた一幕だった。

それにしても最近の安倍首相は老獪そのものだ。

対公明党交渉も全て弁護士出身の副総裁に委ね自らは遠隔操作に徹するとはなかなか憎い。

もう祖父・岸元首相のレベルを超えたのではないか。(笑)