ブログ〔252〕でお知らせした、清瀬市議会提出の2つの「安定ヨウ素剤の事前配布を求める請願」(連れ合い提出)「パートナーシップ請願」(Sさん提出)は残念ながら3月13日の本会議(最終日)、わずか9対10の小差で否決されました。
清瀬自民クラブ4人、公明党4人の反対は予想されたことですが、信頼していた風・立憲・ネットの2人が反対に回るとは信じられないことでした。賛成は共産党5人、風・立憲・ネットの2人(会派で対応が分かれました)、無所属の会1人、共に生きる1人ということです。
総務文教常任委員会の前にはロビー活動として、会派巡りもしたのですが、あと1歩届きませんでした。
「パートナーシップ」については実は請願とほぼ同趣旨の陳情がYさんから提出されていて、こちらは「検討をお願いしたい」という若干柔らかい書き方が功を奏したのか、全会一致で採択されたのです。
本ブログで取り上げたかったのは、その本会議での「傍聴制限」についてです。
私は用事のため欠席したのですが、傍聴していた連れ合いが帰宅して怒りを爆発させていました。
議場の後ろに設けられ、腰から下は壁で塞がれている傍聴席からは議員の挙手の様子が見えないので、採択時に立ち上がったら係の人に阻止されたというのです。私たちは傍聴活動を始めてから4年半になりますが、こんなことは初めてでした。
その時の様子を妻は次のように仲間に知らせました。
●福田緑のメール(2020年3月14日)
お早うございます。福田 緑です。
昨日は議会最終日でしたので、一応請願の結果がどうなるか見に行きました。ようやく請願の採択となり、私を含め、Tさんと別の傍聴者一人が手すりに身を乗り出して議員の挙手を確かめていたところ、しばらくしてから議会事務局の人がやってきて、私とTさんに「傍聴席では立ってはいけないという決まりがあるので立たないでください」というのです。「立たないと見えないんです」と言うと、「でも決まりですから。一番後ろに座っていただけば見えるはずです」だって。休憩時間中に確かめてみたところもっと見えなくなり、見えるのは議長の顔だけです。いい加減なこと言うなって思いました。結局、誰がどこに挙手したのかきちんと確かめることができず、何ともフラストレーションのたまる傍聴でした。
渡されていた清瀬市議会傍聴規則を見ると、第7条の(6)に「みだりに席を離れ、または不体裁な行為をしないこと。」と書かれています。広辞苑で「みだりに」の意味を確認したところ、「妄りに、濫りに、猥りに: 秩序をみだして むやみに わけもなく 思慮もなく 不作法に しまりなく」と書いてありました。私たちの行為はこのどれにも当てはまりません。議員の賛成、反対の挙手は大変重要な意思表示です。それを見るなって何とひどい議会運営でしょうか!! この場で大声で反論するというやり方は私にはできませんでしたが、今度は遠慮せず、静かに毅然と立ってやろうかしら?? 何か良いアイディアはありませんか?
さて、布施由女さんのSさんへの賛成討論は、今まで聞いた中でも一番しっかりと気持ちのこもった素晴らしい討論でした。次回の清憲ででも、是非皆さんに聞いていただきたいと思う内容でした。特に総務文教常任委員会でSさんへの質問もせず、一方的に彼女の論点をねじ曲げた反対意見を滔々と述べた議員についてきちんとSさんたちの思いを込めて反論していました。由女さんの前に共産党を代表して香川議員がやはり反対討論をしましたが、こちらも全ての問題点をきちんと洗い出し、論破する賛成討論でした。二人には心の中で大拍手を送りました。
結局、Sさんの請願は不採択、Yさんの陳情は全員賛成で採択となり、私のゼリー状安定ヨウ素剤事前配布の請願は不採択となりました。手すりから身を乗り出せない状況では誰が手を挙げたのか確認もしっかりできませんでしたので、正確な票数は由女さんの報告に任せます。ただ、結果的には副市長が事前配布について今後検討していくとはっきり述べましたし、Yさんの陳情が通ったことで、パートナーシップについても今後検討を進めていくことは確認されましたから、一定の成果があったと思われます。
請願が通らなかったことぐらいでは私たちはめげていません。今までは、通らなかったことがほとんどなのですから。早速緑は下掲のメールを仲間に打ったのでした。
それにしても清瀬市の市議会は何かがおかしくなってきています。以前から傍聴規則については会議場の側面に掲示されているのですが、入場者に傍聴規則プリントを渡したり、委員会室の側面に傍聴規則掲示はなかったはずです。渋谷けいし議長になってから市民に対する対応が厳しくなった印象です。
●福田緑のメール(2020年3月16日)
お早うございます。福田 緑です。昨年の写真展で知り合った友人がこんなニュースを知らせてくれましたので一応お知らせしておきます。
「ヨウ素剤事前配布検討 松本市が放射線災害対策」
https://www.shimintimes.co.jp/news/2018/06/post-706.php
松本市のことまでは検索しきれませんでしたので、ありがたいことです。今後の進展を望みながら注視していきたいと思います。一段落ついたらこのように市町村で事前配布に向けて努力している箇所を一覧にまとめるつもりです。朝からお邪魔しました。
最後になりましたが、もう1つ重大なことが清瀬市議会で起きています。市議会開催は年4回、会期は1回がほぼ1ヶ月というところでしょうか。ところがこの3月議会、会期が約2週間、今までの半分しかないのです。1人40分の一般質問がなく、代表質問になったというのです。どうやら、新型コロナウイルスの流行のためというのですが、どうにも合点がいきません。2,3年前に清瀬市議の給料を大幅に増額したということを思い出している市民も多いことでしょう。。
清瀬自民クラブ4人、公明党4人の反対は予想されたことですが、信頼していた風・立憲・ネットの2人が反対に回るとは信じられないことでした。賛成は共産党5人、風・立憲・ネットの2人(会派で対応が分かれました)、無所属の会1人、共に生きる1人ということです。
総務文教常任委員会の前にはロビー活動として、会派巡りもしたのですが、あと1歩届きませんでした。
「パートナーシップ」については実は請願とほぼ同趣旨の陳情がYさんから提出されていて、こちらは「検討をお願いしたい」という若干柔らかい書き方が功を奏したのか、全会一致で採択されたのです。
本ブログで取り上げたかったのは、その本会議での「傍聴制限」についてです。
私は用事のため欠席したのですが、傍聴していた連れ合いが帰宅して怒りを爆発させていました。
議場の後ろに設けられ、腰から下は壁で塞がれている傍聴席からは議員の挙手の様子が見えないので、採択時に立ち上がったら係の人に阻止されたというのです。私たちは傍聴活動を始めてから4年半になりますが、こんなことは初めてでした。
その時の様子を妻は次のように仲間に知らせました。
●福田緑のメール(2020年3月14日)
お早うございます。福田 緑です。
昨日は議会最終日でしたので、一応請願の結果がどうなるか見に行きました。ようやく請願の採択となり、私を含め、Tさんと別の傍聴者一人が手すりに身を乗り出して議員の挙手を確かめていたところ、しばらくしてから議会事務局の人がやってきて、私とTさんに「傍聴席では立ってはいけないという決まりがあるので立たないでください」というのです。「立たないと見えないんです」と言うと、「でも決まりですから。一番後ろに座っていただけば見えるはずです」だって。休憩時間中に確かめてみたところもっと見えなくなり、見えるのは議長の顔だけです。いい加減なこと言うなって思いました。結局、誰がどこに挙手したのかきちんと確かめることができず、何ともフラストレーションのたまる傍聴でした。
渡されていた清瀬市議会傍聴規則を見ると、第7条の(6)に「みだりに席を離れ、または不体裁な行為をしないこと。」と書かれています。広辞苑で「みだりに」の意味を確認したところ、「妄りに、濫りに、猥りに: 秩序をみだして むやみに わけもなく 思慮もなく 不作法に しまりなく」と書いてありました。私たちの行為はこのどれにも当てはまりません。議員の賛成、反対の挙手は大変重要な意思表示です。それを見るなって何とひどい議会運営でしょうか!! この場で大声で反論するというやり方は私にはできませんでしたが、今度は遠慮せず、静かに毅然と立ってやろうかしら?? 何か良いアイディアはありませんか?
さて、布施由女さんのSさんへの賛成討論は、今まで聞いた中でも一番しっかりと気持ちのこもった素晴らしい討論でした。次回の清憲ででも、是非皆さんに聞いていただきたいと思う内容でした。特に総務文教常任委員会でSさんへの質問もせず、一方的に彼女の論点をねじ曲げた反対意見を滔々と述べた議員についてきちんとSさんたちの思いを込めて反論していました。由女さんの前に共産党を代表して香川議員がやはり反対討論をしましたが、こちらも全ての問題点をきちんと洗い出し、論破する賛成討論でした。二人には心の中で大拍手を送りました。
結局、Sさんの請願は不採択、Yさんの陳情は全員賛成で採択となり、私のゼリー状安定ヨウ素剤事前配布の請願は不採択となりました。手すりから身を乗り出せない状況では誰が手を挙げたのか確認もしっかりできませんでしたので、正確な票数は由女さんの報告に任せます。ただ、結果的には副市長が事前配布について今後検討していくとはっきり述べましたし、Yさんの陳情が通ったことで、パートナーシップについても今後検討を進めていくことは確認されましたから、一定の成果があったと思われます。
請願が通らなかったことぐらいでは私たちはめげていません。今までは、通らなかったことがほとんどなのですから。早速緑は下掲のメールを仲間に打ったのでした。
それにしても清瀬市の市議会は何かがおかしくなってきています。以前から傍聴規則については会議場の側面に掲示されているのですが、入場者に傍聴規則プリントを渡したり、委員会室の側面に傍聴規則掲示はなかったはずです。渋谷けいし議長になってから市民に対する対応が厳しくなった印象です。
●福田緑のメール(2020年3月16日)
お早うございます。福田 緑です。昨年の写真展で知り合った友人がこんなニュースを知らせてくれましたので一応お知らせしておきます。
「ヨウ素剤事前配布検討 松本市が放射線災害対策」
https://www.shimintimes.co.jp/news/2018/06/post-706.php
松本市のことまでは検索しきれませんでしたので、ありがたいことです。今後の進展を望みながら注視していきたいと思います。一段落ついたらこのように市町村で事前配布に向けて努力している箇所を一覧にまとめるつもりです。朝からお邪魔しました。
最後になりましたが、もう1つ重大なことが清瀬市議会で起きています。市議会開催は年4回、会期は1回がほぼ1ヶ月というところでしょうか。ところがこの3月議会、会期が約2週間、今までの半分しかないのです。1人40分の一般質問がなく、代表質問になったというのです。どうやら、新型コロナウイルスの流行のためというのですが、どうにも合点がいきません。2,3年前に清瀬市議の給料を大幅に増額したということを思い出している市民も多いことでしょう。。