ここ1,2日で届いたミニコミを紹介したいと思います。
まずは「原発やめようニュース」(反原発自治体議員・市民連盟)です。連れ合いが会員になっていて時々届きます。私たちの仲間で清瀬市議であった故・布施哲也さんがこの会の共同代表を務めていました。そんなことからこの会を知り、フクシマ3.11の翌年、この会に導かれて、福島での脱原発大集会に参加しました。鎌田慧さんの講演はある会館で、大江健三郎さんのアピールは大きな野球場で聴きました。
私たちの清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会では近々東海第2原発再稼働反対統一行動を行う予定です。清瀬駅ペデストリアンデッキになると思います。近隣の方、見かけたら声をかけてください。
もうひとつのミニコミは、「PRISM・プリズム」(立教大学共生社会センター)です。ここでアーキビストを勤める平野泉さんからの紹介で、立教大学学生の卒論に協力したことはブログに記したとおりです。
市民運動のミニコミを多数保存している立教大学共生社会センターをふらっと訪ねるのも歓迎されると思います。
◆トランプ詣でのあとで
鎌田 慧(ルポライター)
世界一金持ちのイーロン・マスク氏とトランプ大統領の危険な関係。
「掘って掘って掘りまくれ」と大統領は温暖化などなんのその、石油
や天然ガスの大増産を激励する。
パレスチナ自治区ガザを「所有」して住民を移住させ、リゾート開発
する、という世界支配の勝手放題。
一方のマスク氏は「政府効率化省」を率いて、200万人の政府職員へ退
職勧奨の一斉メール。「効率化省の目的は民主主義の修復だ」と修復と
いう名の破壊を豪語し、対外援助10兆円は凍結。
石破茂首相はその足元に駆けつけ、揉み手して日米共同声明。
「アメリカは、2027年度よりあとも防衛力を強化していく日本の
コミットメントを歓迎」「核を含むあらゆる能カを用いた日本の防衛に
対する揺るぎない関与を強調」した。
日本の防衛費は長年、5兆円を限度に推移してきた。が、2023年から
「防衛力整備計画」によって、この5年間で総額43兆円、年に8兆円以
上に急増させる。石破氏はさらに「2027年以降も抜本的に強化する」と
トランプ大統領に約東して帰国した。
安倍政権が集団的自衛権行使を認め、岸田内閣が敵基地攻撃能力の保
有を決定、石破氏は「核の傘」どころか、核の共有にまで踏み込んだ。
戦後80年。この国は被爆体験を無視して、核兵器禁止条約に背を
向け、非核三原則さえ捨てようとしている。
(2月25日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)