後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔546〕後期ゴシック彫刻を歩く㉙ ベルヴェデーレ宮殿でついにパッハーの絵を見ました。

2022年11月26日 | 美術館・博物館鑑賞


 10月5日(水)、アウクスブルクからウィーンに移動しました。ホテルは新しくできたウィーン中央駅のすぐ近くでした。ウィーン中央駅はあのベルリン駅をさらに大きく豪華にした感じで、ちょっとびっくりしました。
 ホテルにトランクを置いてベルヴェデーレ宮殿に向かいました。ウィーン中央駅からベルヴェデーレ宮殿まで1㎞ちょっとでしょうか。なんとか美術館には入館できそうです。



 ちなみにベルヴェデーレとは美しい眺めのことだそうです。
 チケット売り場で上宮と下宮の入場券を購入しようとしたら、今からでは両方は見学できないだろうと言われました。まだ閉館まで2時間ぐらいあったんですがね。上宮だけ入場することにしました。
 2階にクリムト、シーレ、ココシュカなどオーストリア絵画の粋が凝縮され、なんと言っても一番人気です。見学者で溢れかえっていました。韓国のツアーが2組ありました。
 人がまばらな1階から回りました。これが大正解。私たちが目差していたミヒャエル・パッハーの絵が数点並んでいました。パッハーはムルチャー、シュトースと並んで彫刻と絵画の二刀流です。じっくり舐めるように鑑賞し、写真に収めました。
 少し人が空き始めた頃2階へ。それでもクリムトの「接吻」の前は黒山の人だかりでした。



 翌日、ゆったりと下宮を目差しました。かつてここでスラヴ叙事詩のミュシャ展を見たことがあります。その後何年かして東京でこのミュシャ展が開催され、ここにも足を運びました。
 入館料が高いのに不満を言いながら、外宮の別棟プルンクシュタールに向かいました。ここには中世美術のコレクションがありました。いくつかの部屋に所狭しと彫刻などが陳列されていました。撮影しようと近づくとブザーが頻繁に鳴りました。



 散策するにはお金がかかりません。
 確かに美しい眺めでした。

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