後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔742〕第3回福田緑写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」を終え、「没後500年・リーメンシュナイダー展」開催の夢へ邁進します。

2024年11月10日 | 美術鑑賞

  2024年10月26日(土)から11月6日(水)まで、第3回福田緑写真展「祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち」が、西武池袋線秋津駅徒歩1分のカフェギャラリー縁(えん)で開催されました。


 来場者は1,2回目のそれぞれ約500人に比べると、今回の210人はやや減少しましたが、その分ゆったりとした雰囲気の中で、丁寧で充実した交流がそこここで展開されました。来場者と私ども主催者の満足度はマックスと言って良いと思います。なんと3回も足を運んでくださった方、さらに2回という方も数人いらっしゃいました。

  写真展の充実感を日々感じるなかで、ある確固たる念いが大きく頭をもたげてきました。それは日本で「没後500年・リーメンシュナイダー展」を開催したいという願いです。
 常々緑はあと2回は写真展をやりたいと言っています。7年後の2031年、第5回写真展は、「リーメンシュナイダー没後500年」と銘打って開催したいということでした。
  私はもちろんそれには賛成なのですが、いっそのこと「没後500年・リーメンシュナイダー展」をどこかで開いてもらえないかと思いついたのです。たとえば、国立西洋美術館とか、東京芸術大学美術館とか、大それたことを思いつきで周囲の仲間に吹聴してみました。同時に第5回写真展を開催するというのがおもしろいのではないかと考えたのです。
  こうした考えを様々な来場者(美術館でボランティアをされている方、研究者、様々な美術愛好家、ルポライター、大学教授など)に打ち明けたところ、様々な反応、情報が伝わってきました。ひょっとしたらできるかも知れないと、いまは思い始めています。

  そこでまずは少し調べてみました。いままでにどれくらいリーメンシュナイダーの作品が日本に来ているかということです。見落とししている展覧会がありましたら教えて下さい。
 新たな目標が生まれて楽しくなってきました!

 

                  来日リーメンシュナイダー作品一覧

●デューラーとドイツ・ルネッサンス展(1972年、国立西洋美術館、京都国立近代美術館)
・クリスマスの情景、十字架のキリスト 2点

●ドイツ美術展 中世から近世へ(1984年、国立西洋美術館)
・三王の礼拝、テューリンゲンの聖エリーザベト、聖ラウレンティウスと聖ステファヌス(周辺作家)  3点

●大英博物館の至宝展(2003,2004年、東京都美術館など4館)
・東方三博士礼拝を表した木製祭壇彫刻 1点

●ベルリン国立美術館展(2012年、国立西洋美術館、九州国立博物館)
・聖母戴冠、奏楽天使、龍を退治する馬上のゲオルギウス 3点


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