南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

(^_-)-☆わざと洪水

2016-11-13 22:55:08 | インドネシア

 2858 全国各地でバンジールbanjir洪水です。

雨季には、カラワンやチカンペックからバンドゥンに向かう普通鉄道、高速道路の途中の山岳地帯にある発電、灌漑用の人工湖、ジャティルフールが異常増水をし、降った雨水の全てを蓄えきれないために、仕方がなく、放水をする。その放水は人口運河のカリマランKalimarang  curug purwakartaとバンドゥン北部の山岳を水源の自然の川Citarumチタルムに流れる。カリマランはジャカルタに至る、チタルムはカラワン市街を通って北のジャワ海に出る。双方とも、農業、工業用水河川として貴重だ。しかし、増水時は、流域のワザと洪水を起こさせる。川に水量調整用の水門が各所に作られていて、毎年、順番に開く場所と開ける場所を決め、流域の洪水の場所を変えるのです。今年はどの地域、来年は、どの地域と決められているのです。数年に一度、洪水になるのです。洪水になる地域には、特設テント避難場所や医療施設やボート、寝具や食料品が準備されるのです。どの地域課知らないが、必ず、カラワンのどこかで洪水になるのです。この時期、ロータスレークやスダナのゴルフ場に向かう人は、洪水に遭遇するかもしれません。

 

洪水の原因はこれだけではない。ゴミが原因、道の両端に排水溝が一応あるが、詰まっていで、水が流れない。それと、道のうねりで、低いところに溜まってしまう。一寸、雨が降っただけで、5センチや10センチの水溜りができてしまう。50mや100mほどのそういう水がたまった道は、次から次へと遭遇する。

 

インドネシアに洪水は、堤防決壊ではありません、カリマランは人工だから、両岸が土手になっていて、道になっているが、ほとんどの自然の川には堤防はない。だから、氾濫です。Meluapムルアップです。ブンガワンソロの歌、歌詞に “di musim hujan air meluap sampai jauh ディ ムシム ウジャン アイル ムルアップ サンパイ ジャウー 雨季には遥かかなたまで氾濫する”というのがある。

http://nanbuindonesia.web.fc2.com/page223.html

そして、このチタルム川は、南にも向かい、バンドゥンに洪水を頻繁に起こさせている。

 

こんな場所に高速鉄道を通すのです。起工式の後、建設機械が地元の子供たちの遊び場になっているが、11月から着工再開というわけにはいかないでしょう。技術者や土地のことも大問題だが、洪水や崖崩れが頻発している地域に、今以上の重機を持ち込むことはできないし、持ち込んだとしても、作業はできない、出来たとしても、いい加減な仕事しかできない。

 

雨季の晴れは、いかにもインドネシアという感じになる。じりじりと暑いが日陰に入ると昼寝をしたくなる。

 

JL.カリマランのフライオーバーの工事中。

治水 水溜り 氾濫

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする