斜めからインドネシアを見る 957
日本へ戻って初めての買い物。何を買ったかというと、座イスです。自分のための座イスは何年前に買ったものでしょうか、多分、30年以上前だと思う。いつどこで、どういう心境の時に買ったのか、全く、覚えていない。その座イスは、カバーがずっと前から完全に破れて、中の発泡ウレタンが飛び出してしまっていて、金属パイプが露出してしまっていた。しかし、今まで、使うのは一年の内20日くらい、それも、一日平均一時間ほど、毛布や枕で欠陥をカバーして使っていた。中央と両端30cm程がたためるというシロモノ、どちらが、足でも頭でもいいというシロモノ。
インドネシアは基本的に床に座る、それも、胡坐をかいて坐る習慣がある。食事も床に食べ物を並べ、手掴みで食べる。板の間、竹の床、タイルの床、どれをとっても、場所は日本の畳に比べれば硬い。しかし、一般的には何もしかないでジカに坐る。座布団という考えが無い。また、寝る時も薄い絨毯のような毛布のようなものをしいて、掛ける方はタオルのようなもの、あるいは掛けない。だから、ふかふかの布団というものは全くない。(モダンな家屋で生活している家庭はベッドにマット、掛け布団になってきている)それでも布団はない。座布団も無い。座イスという考えもまったくない。
最近、ショッピングモールでフトン(FUTON)という名で綿入りの布団が売られ出している。座イスは今も売られていない。
エアコンは各部屋にあるが、有効に使うには扇風機があった方が良い。家電量販店へ行って扇風機売り場を探した。遠くからは扇風機が見えない。頭の上の看板を見ながらその場所に近づいたが見えない。棚が空っぽ、スタンド付き座敷用は売り切れ、業務用とポータプルしか残っていなかった。ここ数日の異常な暑さで、一気に売れてしまったらしい。老夫婦が、店員に在庫はないのか聞いていたが、量販店では原則として店に出ている物しかない。私は別の量販店やホームセンターを回って見たが、どこも、家庭用は売り切れだった。エアコンのコーナーは売り切れということはないらしくて、客が集まって物色していた。老夫婦に別のホームセンターでも会った。私はあきらめたが、彼らはどこかで買ったのでしょうか。
それにしても、今日も厚かった。37℃以上の地方も多かったようだ。湿気も温度もインドネシアの方が遥かに過ごしやすい。
既に、動き出しているはずです。新たにメールが入らないことを望む。明日は羽田空港へ人を迎えに行く。無事着くことを今から祈っている。明日から、環境が変わるはず。私の人生のターニングポイントになればいいと思う。7月1日から会社へ出勤以上に重要なことである。
インドネシアの花 祈り 成功 順調