今回は、昨年登場してあっという間に広まった、「千の風になって」を取り上げます。
「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません。眠ってなんかいません。」
私がこの歌に出会ったのは昨年の11月。
その時は、冬枯れの野山を見ながら、深まり行く秋を感じつつ、車を走らせていました。
この時ラジオから「とても感動した詩がありまして・・・」と言う言葉が流れてきました。
「何だろう」とふと耳を傾けると、「亡くなった人が、それを悲しんでいる人に話しかけると言う変わった詩です。」と、この詩の紹介が始まったのです。
詩の最初の部分を聞いてドッキリ。
「お墓にいないの!?」
次の部分を聞いた時、枯れ野だった周囲の光景が変わりました。
「千の風に、千の風になって、あの大きな空を吹き渡っています。」
目から入る光景は確かに枯れた野山。
でも、心で意識した周囲の光景は、若葉萌える緑に変わっていました。
3年前のこの緑溢れる季節に、20年間家族の一員として暮らしてきた我が家の猫娘が、まさに風になって旅立ちました。
その時の光景が私の脳裏に浮かび、枯れ葉色の周囲の光景を若葉色に変えたのでした。
今日は丁度彼女の命日です。
ねずみ・鳥・モグラ等を猟をして食べる、近年には無い野性味を持った猫でした。
そして、とても頭が良く、お互いの意思の疎通は殆どニャンでも通じました。
言葉をかければ毎回きちんと返事をする。
飼い主が決めたルールも殆ど守る。
極端な人間不信の変わり者の猫だったけど、私達家族に見せた「信頼」と言う絆は、まさにかけがえの無いものでした。
秋川さんが歌う「千の風になって」 買ってしまいました。
この歌を聞くと、愛する者を失った悲しみが、随分と癒される気がします。
千の風になって、の詳しい歌詞はこちら↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/view_1.php?ID=50939
猫娘です。この頃が15歳くらいですが、まだまだ若くて庭を走り回っては、すずめを捕まえるような真似をしていました。
今は「千の風になって」私を見守ってくれていると思います。
コメント
- サリー [2007年4月27日 13:33]
- この曲は、心に染みますね。人の心を、助けることの出来る曲・・・素晴らしいと思います。
- EP82-SW20 [2007年4月27日 23:05]
- サリーさん、こんばんは。
この歌はかの9.11テロ事件の「爆心地」で歌われだした曲だそうです。
それを和訳したらしいのですが、心に残る歌にふさわしいと思います。
誰が最初に歌いだしたのか? それは解らないそうですが、犠牲者の遺族の悲しみを癒す事のできる歌ですねw。
あなたのブログにコメント投稿されたものです。