気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

【スペーシアギア、インプレッション】・・・MTモードによるトルコンロックの考察、その2

2023-08-03 19:56:50 | 燃費

さて、前回、「下り坂で速度が落ちすぎて、勝手に外れるトルコンロック」を「ドライバーの操作でロックを復活させて、フェールカットを有効にするやり方」の一つがわかった事をアップしました。

 

CVT車スペーシアギアのMTモード。

今まで平地でMTモードを使った場合、

・発進加速では1・2速はロックせず、3速の途中からロックする

・減速も、3速の途中でロックが外れ、1・2速はロックしない

 (これはヴォクシーも同様)

という事がわかっていたので、「ロックしない部分でのMTモードなんて、意味ないじゃん。」って事で、MTモードは3速以上の速度域のみで走っていた為、「状況次第で1・2速でもロックする」なんて思っておらず、試した事も有りませんでした。

(だって、ロックもしていないのにエンジンをブン回せば駆動力が有効に伝わらず、燃料が無駄になるだけだからねぇ・・・)

 

という事で、昨年末に納車したばかりのスペーシアギアならまだしも、ヴォクシーにしてみれば、1・2速でもロックするという事は、11年目にして分かった真実、でした(苦笑)

 

前回、1速でアクセルオフしてもどんどん速度が上がっていく様な急な下り坂なら、5秒くらいかかるけど、トルコンロックして有効なエンジンブレーキ状態なる事がわかったわけですが・・・。

(それでも、ロックするまでアイドリングの4倍くらい燃料が吸い出されてるから、エンジンブレーキの必要度次第で、ロックさせない方がエコかもしれない・・・)

それはそれで良かったのですが、ロックしてくれるのは、あくまで急な下り坂、の場合。

 

そして、今回の「その2」は、それより緩やかな下り坂ではどーするの? って言う事を色々やってみてました。

何しろ、1速でトルコンロックしない場合、2速以上でもトルコンロックしないのですから・・・。

スぺギアの場合、1速でギリギリロックしても、2速にアップするとロックが解除されてしまう事が多々有ります。(ヴォクシーはこれから検証・・・)

 

ちょっとまとめますと・・・

・スぺギアやヴォクシーで6速で登れる様な勾配の下り坂

(推定、5%未満、一般的な陸橋の勾配ぐらい。ヴォクシーの場合Dのままブレーキを踏んでも勝手にシフトダウンしない程度の下り坂)

これくらい緩やかな下りなら、多少アクセルを踏んで駆動力を掛ける事で、トルコンロックが復活できます。

前後に車が居るとしても、速度域も高い事が多いので、割と問題無し。

 

・スぺギアやヴォクシーで4速より下のギアで無いと登れない様な急な下り坂(推定8%以上)なら、1速にしてロックの復活ができる。

 そのまま1速ホールドでも速度が下がり過ぎないから、このままの急坂が長く続くなら、これもまた特に問題無し。

 

問題は、この急坂から緩やかな坂に移行する場合とか、5~8%の中間的な勾配の下り坂が続く場合・・・。

道が空いていて一時的に速度を十分上げられるのなら、Dにして60km/h以上まで加速しちゃえばロックしてくれるみたい。

そこで、ちょっとした峠道で試したところ、「Dにしてアクセル踏んでロックしてくれるところまで速度を上げるしか、方法がない」と言うのが、現時点での結論。

 

でも、一番の問題は、この手の道で私自身が単独で走る限り、下り坂でトルコンロックが外れる様な事って、まずしないで済むわけ。

主に対向車とのすれ違いや、先行車と言う障害物に詰まって減速してしまい、トルコンロックが外れる。

対向車なら、やり過ごしてしまえば、それなりの速度域まで加速できるから、トルコンロック復活は可能。

問題は先行車で詰まってしまう場合・・・。

この様な場合、後続も詰まってしまうので、前が遅いから 加速してトルコンロックを復活させる 為の車間を空けるなんて、まず無理(><)

因みに、MTのKeiワークスは、20km/hくらいまでなら3速迄落としてやればフェールカットを続けるから、峠道で先行車に詰まっても、何の問題も無いわけで・・・。

その分、カタログ燃費に対する実燃費の比率がKeiワークスの方が良くて、当然だわな(苦笑)

 

今回わかったCVTの制御についての不満を述べると・・・

・何故下り坂で平地と同じ速度まで、トルコンロックを続けようとしないのか?

・MTモード付車なんだから、1速発進しようとドライバーが意思表示しているのはわかるはず。

 でも、下で書いた様な高回転までロックしないなんて加速に不利なはず。何でそんな制御しているの?

 

って事になります。

今回の一件で、平地でMTモードでDモードでやる様な普通の加速したらどうなる? をスぺギアでやってみました。

すると、5000回転までエンジンは吹き上がるけど、1速ではロックする気が皆無(苦笑)

その後、トルコンの可変ブレードの調整なのかMTモードでもギア比を変えているのかわからないけど、5000回転のまま50km/hまで加速。

50km/hになると、2速に勝手にシフトアップして、この段階でロックする事が判明。

下り坂エンジンブレーキでも5000回転までエンジンは勝手に回ってからロックしていますから、1速5000回転はロックの指標かもしれません。

逆に、1速5000回転まで緩やかな下り坂でも回してやればロックするかもしれませんが、当然50km/hは越えてしまうでしょうから、先行車が居るとやはり無理。

更には「エコは何処へ行った???」レベルまで燃料を食うので(アイドリングの10倍並み・・・)、実際の運転には反映する気にはなれませんね(><)

 

つまり、現時点では「CVTの制御方法の落とし穴」に我慢せざるを得ない、って事でした(><)

カタログ燃費と実燃費の差が、山間部の走りが多いユーザーではこんな形で現われてしまう、という結論でした(^^;)

(ヴォクシーでも今後検証してみます。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする