初代86と言えば、レビン・トレノ。
イニシャルDで人気になったとはいえ、この車は当時走り屋達の間でかなり人気だったそうだ。
今では殆ど無い後輪駆動と軽量・ハイパワーエンジンで、アクセルコントロールでくるくる回れる車、と聞いている。
でも、個人的には、スタイルは86の前のモデル、71型の方が好きだなw
旧車 大図鑑 80ヒーロー トヨタカローラレビン・スプリンタートレノTE71型 1979年-1983年
今では見ないフェンダーミラーが時代を感じるけど、40年前の車とは思えないスタイルだと思うよw
ここからは聞いた話。
何故このモデルが86程人気が上がらなかったのかと言うと、86に比べ非力だったかららしい。
車両重量こそ若干重い程度だったらしいが、エンジンの素性が違い過ぎた様だ。
71型の2T-Gエンジンは、音こそ「レーシングエンジン」だったらしいが、エンジンの吹け上りはイマイチ。
86型の4AーGエンジンの売りは、「レッドゾーンまで一気に回る」という、吹け上がりの良さだったという。
この部分の違いから、71型は路面が滑り易いラリーやダートラでは活躍したものの、ジムカーナーではその非力さからパワースライドを使うにはそれなりのテクニックが必要だったらしい。
ジムカーナーを始めたばかりのドライバーでもアクセルを踏むだけで難なくパワースライドができる86型が登場すると、ジムカーナーの世界から71型は淘汰されてしまったらしい。
個人的には、「71型に4-AGエンジンが載れば、このシャープに見えるスタイルから売れただろうに・・・」と思うけどねw