エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

嵐山の桜餅

2009年10月07日 | グルメ
嵐山駅から渡月橋に向かってそぞろ歩いて行くと「桜餅」を鬻(ひさ)いでいる茶店が点在する。

どの店も美味そうである。
それぞれがセットに工夫があって、ショーウインドウを覗(のぞ)くのも楽しい。

お抹茶と桜餅2個セット。
桜餅大好き派はこれである。



ついで、桜餅1個とクリームあんみつのセットである。
甘党はこれで満足するのである。



それぞれお上品である。
粗野で大食いのぼくは、これでも不満である。

もっと食べたいのである。
ぼくの目が食べたい!食べたい!と言っている。

閑話休題。

渡月橋の命名の由来をご存じだろうか?
文献ではこうなっている。

亀山上皇が、橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから渡月橋と名付けられたのである。

亀山上皇はいま、天龍寺境内にある「亀山稜」で静かに眠っている。



亀山の稜(みささぎ)である。


自分の一つの感想が、京都の名所の運命を定めたなどとつゆ知らずであろう。
位の高い人は、やはり天衣無縫でなければならないのである。






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                       荒野人


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