エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

エノコロ草

2016年08月27日 | ポエム
エノコロ草・・・。
猫じゃらし、である。



秋の深まりとともに、穂の部位が見目麗しく枯れてくる。
幼かった日この穂を千切って、つぼめた手の平に逆に差し込む。
その手の平をニギニギすると、差し込む向きによって沈んだり浮き上がったりする。

それが面白かった。







「エノコロや風の隙間に入りこむ」







猫じゃらしを句にするのは、普段から目にする雑草だけに難しい。



けれども幼かった日々の母や父の記憶と重なって、甘酸っぱくなってくる。
雑草で、そんな感覚を覚えるのはエノコロだけである。



昨日、一つの句会が終わった。
来月までじっくりと句作に励む事としよう。
参加者の選は頂いたけれど、なかなか主宰の選はいただけない。
句風が合うのかどうか。真剣に学ばなければと思うのである。

来週カルチャーセンターの句会がある。
それで、八月の句会は全てだ。

このところ、じっくりと勉強が出来ている。
楽しい、ことである。
世話役の大変さを感じつつも、俳句を詠む事に専念したい。
そう思っている。



     荒 野人


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