エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

軽井沢1412

2012年09月16日 | ポエム
軽井沢高原文庫という施設がある。
軽井沢タリアセンの敷地内である。







「水澄んで湖水を揺らす影も無し」







タリアセンのアプローチを抜けると、施設の中心「塩沢湖」である。

水と緑。
それだけで上質な「おもてなし」である。



軽井沢高原文庫は、この敷地内にあるのだ。
敷地内は、楽しい。



高原文庫の本館の全体像である。
瀟洒な、白い現代建築である。
白は、軽井沢に良く似合う色である。



さて「軽井沢1412」である。
この建屋は、堀辰雄の軽井沢の別荘である。



本来は、北軽井沢にあったものをこの敷地内に移築したものである。
「風立ちぬ いざ 生きめやも」と詠ったあの堀辰雄である。



ベランダから庭を見る。
滴る緑は見事としか言いようが無い。

この軽井沢文庫敷地内には、その他にも移築された山荘がある。



これは「野上弥栄子」の書斎である。



これは、有島武郎が情死した別荘”浄月庵”である。
いまは「一房の葡萄」と称するカフェに身を変えている。

それぞれに個性が溢れている。
軽井沢の奥深さに触れた一日であった。



      荒 野人


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