エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

軽井沢の秋・・・弐章

2012年11月02日 | ポエム
序章で秋の入口をお見せした。
お泊りした部屋の窓からの黄葉も見事で、寝るのも起きるのも躊躇った。



ぼくのベッドの横にはヴィーナスが一緒だと思いたまえ。
薄い、白い肌が輝き、その肌は張っている。

親指で突けば、ピンッと跳ね返してくる。
滑らかな肌を持つ女神が・・・一緒に寝ていたのであった。

正に、至福の時間である。







「ヴィーナスが棲む街なりき君の秋」







軽井沢には、ヴィーナスが棲んでいる。
男にとっては、美しき魔女であるかもしれない。



朝晩、しめやかな口づけを交わしつつ愛を確かめる。
まるで若者の時代に還ったかのように。



さらば青春の日々よ。
さらばそうした夢見た日々よ。

もうすぐ、雪女が来る。
冷たい手を温めてやらなくては・・・。

融けてしまわないように。



      荒 野人


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