エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

軽井沢の秋・・・序章

2012年11月01日 | ポエム
今日から11月である。
正に月日は流れるが如く行く。
月日は百代の過客である。

軽井沢に秋が満ちている。
色が満ちているのである。



鮮やかな色彩の祭典だ。
だがしかし、この季節が終われば白と灰色の静謐な空間に変わっていく。

それが避暑地の宿命である。



奥深さと、ある意味で人の上辺(うわべ)を撫でる恐怖が共存する軽井沢である。



丁度いま、紅葉のグラデーションが美しい。
とりわけ、水面に映る色彩が秀逸である。







「眩しいと手をかざしおる紅葉かな」



「峻烈の大気に変わる冬隣」







余りにも心の琴線に触れる。
だから・・・と言っては不遜だけれど俳句が詠めない。

力量の不足である。
同時に、素直に森羅万象を見つめられない「訳知り」の自信過剰の資産である。

この場所は、レーク・ガーデンである。



寒さは、風の強さである。
このオープンで軽い食事を頂いた。



モミジの落ち葉が一片、ぼくのスペースに迷い込んできた。



      荒 野人




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