エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

忘れな草(Non ti scordar di me)

2016年04月08日 | ポエム
今日は忘れな草である。
昨日と打って変わって。麗かな春の日である。

何故かしら、胸が酸っぱく甘やかに膨らんでくる。
それが春の日である。



21世紀の『キング・オブ・テノール』と称され、そのダークでロマンティックかつ強靭な歌声 で今や世界中から引っ張りだこのスーパースターであるテノールのヨナス・カウフマンで忘れな草を聴いて頂こう。
当代きってのテナー、である。


Non ti scordar di me






花言葉は「私を忘れないで」である。
忘れな草はムラサキ科ワスレナグサ属の多年草。
原産地はヨーロッパ、アジアである。



ひっそりとけなげにたたずむ姿は、愛おしさも感じられるのだ。







「過ぎし日の忘れな草の記憶かな」







勿忘草(ワスレナグサ)の名前の由来は昔のドイツのある伝説からきている。

「ドナウ川のほとりを若い騎士と恋人が歩いていました。すると、美しい花が流れてきたため騎士は恋人のためにその花を取ろうとして川に入ります。しかし、川の勢いが思ったよりも強く、もう助からないと思った騎士はその花を恋人のいる川岸に投げ「私を忘れないで」と叫び川の流れにのみこまれてしまいました・・・。

とさ。



     荒 野人


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