エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

戻り梅雨

2009年07月21日 | 日記
今朝、向日葵に捧げたぼくの言葉を笑うように一日シトシトと雨が降り続いている。

なんたる不作法であろうか!

廃屋の屋根から垂れ下がっているツタが、濡れそぼっていた。



今にも崩れ落ちそうな瓦が濡れていた。
タルキはもう半分朽ちかけている。





            戻り梅雨



          雨に垂れ込められた
          空間との間隙に
          
          ぼくのイマージュが飛び交っていて
          そこに
          磁場が産まれた
          
          漆黒の闇が
          ブラックホールを容(かたち)作ったと思うや否や
          森羅万象あらゆる具象を吸収し
          成長している
          畏怖せよ
          畏怖せよ

          人智を超えて
          漆黒の闇を照らせよ
          間隙を照らせよ

          そこにぼくは
          生まれ変わろうとするのだ
          漆黒の闇を限りないテーベに転化しつつ









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