エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ビオトープ

2015年02月16日 | ポエム
ビオトープという環境がある。
本来の姿のまま・・・もあるけれど人が作為的に構築したものもある。

けれど、本来はありのままが良い。
ビオトープ(独: Biotop)あるいはバイオトープ(英: biotope)は、生物群集の生息空間を示す言葉である。
日本語に訳す場合は生物空間、生物生息空間とされる。
語源はギリシア語からの造語(bio(命) + topos(場所))。
転じて、生物が住みやすいように環境を改変することを指すこともある。



この場所は、旧米軍のグラント将軍の邸宅跡である。
グラント・ハイツと呼ばれた場所であり、現在では光が丘と言われる場所である。

池の周りだけが、ビオトープとして管理されている。



野鳥の宝庫である。

季節は今、春隣。
薄氷の池にも、温かさが満ち始めている。



実は昨日も今日も、ずっと布団の中にいる。
風邪を引いてしまったらしい、のである。

布団の中で、強風の音を聴いていた昨日。
「嗚呼・・・もがり笛が聞こえる!」
とか・・・。
「嗚呼、布団の温さよ!」
とか、情緒に浸っている。

句会の翌日から、寝込んでいる。
年も年だから、無理をしない事にしたのである。

布団の温かさに、母を感じたりしている。



外では、きっとコブシの蕾が柔らかさを増しているに違いない。







「生命の息づく棲家春隣」







ビオトープの池では、ダイサギが暴れているだろうか?
彼らも、春の兆しを感じているのだ。
じっとしていられないのに違いない。

ぼくも、そろそろ布団を抜け出さなければ・・・。
そんな事を感じさせる日差しが、降り注いでいる。

ビオトープ内の生物が外部環境に流出すると、かえって生態系を破壊する危険もあるので注意が必要である。
これだけは言っておこう。
ビオトープの取り組みと言って、全てが善だとする考え方は危険であるからである。




      荒 野人


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