エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

空にかけるフェルマータ!

2009年09月14日 | 日記
いま帰宅しました。
更新もないのにご訪問いただいたことに感謝申し上げます。



秋の空を見ていると、知らず知らずの内にぼくの精神世界にフェルマータ記号が刻印される。



間延びする訳でなく、かと言ってそこで立ち止まるのでもない。

フェルマータは音楽用語である。
楽譜に使われている。

マエストロの好きなように音を引っ張って良いとするのだ。
感性のままに!
お好きなように!というわけである。

大気が綺麗だからだろうか、妙に花が鮮明である。






           フェルマータ


        季節の句点が打たれた日
        森羅万象が一斉に鼓動した
        鶸(ひわ)が一声あげて
        けたたましく飛び去っていった
        自然の呼気が充溢して
        生物の肺を満たした
        フェルマータが打たれ
        自由な空気に満たされたとき
        季節の音程は豊かに一人歩くのだ
        季節の句点は確かに打たれ
        時間を行き来する自由を得たのである
        地上の水たまりに蝶が二羽絡むように飛翔している
        それは二羽が暗示する未然である







まるで万華鏡をのぞいたように、向日葵(ひまわり)の種子が螺旋的(らせんてき)に並んでいた。



この花が、茶色に変色したら種子を一かけら掻いて食べてみよう。
小鳥の啄(ついば)みのように。

そしてぼくは小鳥になって天高く飛翔するのだ。








にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
              荒野人




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なりさんへ! (荒野人)
2009-09-14 21:25:32
ご訪問いただきありがとうございます。
そう、二枚目の花ですが、よく垣根に咲いています。

ごめなさい!
花の名前、ぼくも知らないまま写真を撮りました。今度、調べてご報告します。

とても赤が綺麗ですよね。
そして、とても小さいのです。

明日から、しばらく嵯峨野の初秋を記事にします。

楽しい写真もいっぱいですから、また来て下さいね!

今日はコメントありがとうございました。
返信する
Unknown (なり)
2009-09-14 20:28:14
2枚目の、赤い花?の写真が、いいな~と思いました。紅色?って言うのでしょうかね?その紅色が、やけに印象深いです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。