エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ムスカリ

2016年03月25日 | ポエム
そもそもムスカリは、高原の野山に咲くのである。
野山にあるムスカリは、その意味で街中よりも背が高い。







「ムスカリや街の花壇の華やげり」







このムスカリは、街中の遊歩道に咲く。
だがしかし、春の兆しを教えてくれる。

高原のムスカリの色は、もっと紫が鮮やかである。



ムスカリを横目に入れつつ、街を散歩する。
実に楽しい業である。

ぼくは、こうした野山の花々が街中に咲くのも大好きである。
何処にあっても、季節を感じる彼らの生命力が好きである。
敷衍すれば、そうした感性の鋭さに憧憬するのである。



      荒 野人


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