酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

財形貯蓄のワナ

2012-11-08 10:03:28 | のほほん日記系
初めに言っておくが、金融だとか投資だとか、私が最も興味がない苦手な分野である。
年率1%だか2%だかの違いなぞ、自分には関係ないと思っている。
ついカッカして、パチンコで3万円くらいすぐに負ける 私なのだ。
しかし今回は面白いと思ったので書いておく。

さて、会社勤めの人なら多かれ少なかれやっている財形貯蓄。
500万円までなら、利息から税金が引かれないオトクな貯蓄である。
会社員の特権でもあるこの天引き貯金。
いつか家を建てようと夢を見ながら住宅財形、老後の資金に年金財形など、皆さん貯まるのを夢みてやっているのではないだろうか。

今日、ちょっとした工事費用のために住宅財形を崩す相談に銀行へ行ってきた。
新築やリフォームなら財形の目的に合うため、税金が引かれずに利用できる。
しかし、今回のはおろす対象とならず、解約することになった。
『リフォームならよかったんですけどねぇ、解約は仕方無いです
「いえいえ、同じですよ」
えっ?5年分の利息から税金が引かれるんじゃ』
「いえいえ、適合しても解約がオトクですから

解約して利息に税金がかかった方が得なの?

〈ざっくり計算してみよう〉
税金控除の上限である500万円貯まっていて、家を建てるのに使いたい場合
利息に税金がかからないオトク度は、

貯蓄額5,000,000 × 利息0.05% × 税金20% × 5年分
=250円(す、少ない・・・)

財形をくずすための申請が必要なので、住民票やら登記簿やらを取ることになる。
住民票1枚で300円!
財形を目的どおりに活用する方が損するとは

どう考えても解約がオトクな財形貯蓄の税金控除って、いったい・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする