十人十色

ここのところ、身体の調子が思わしなく、ただ今、声が出ません（×_×）
お買い物や電話の応対も困難です。
もちろんクラス担当も無理な状況です。
でもね、しゃべらないことが、こんなに楽だとは思わなかった～よ。
活動は話しかけたり・・・様子をうかがい声をかけることが役目です。
今週は、お役に立てずの１週間でした。
身体は咳き込んで夜寝られないので少ししんどいですが、
お休みばかりで、身体の動きは軽やかです。

昨日のことです。
車で「いるかくらぶ」へ急いでいると
並行して走っていた単車が私の車の前に出ました。
ウインカーを右にしているので右折かと思いきや。
そのまま、きっと左折が来ると気づかれるだろうと思ってついていきました。
さあ・・・左折です。左折したのにまたウインカーは左のまま、
この方はこれが癖なんだなと思いました。気づいてないのかな？

私たちも暮らしの中で、しなくてもいいことを繰り返ししているってことありますね。
しなくてもいい動作。言わなくてもいい言葉。無駄だと分かっているのにしてしうこと。
皆さんあると思うのです。
この単車の方を見ていて、とても傑作になり苦笑していました。
それは、私自身のような気がしたからです。

癖って・・・習慣ですよね。
いい習慣もあれば、あまり喜ばしくない習慣もあります。
よくない習慣は、正してみませんか。
お釈迦様が
八正道を説かれましたが一番目に「正見」があります。
正しく見る、正しく理解するということです。
お釈迦さんが言われたのだから、あまり常識的な事柄ではないような気がします。
きっと「何を正しく見るか」ですよね。

師は八正道の前に知るべきことがあると言われます。
四聖諦（ししょうたい）といわれる苦集滅道（くじゅうめつどう）という四つの真理を
まず知ってから正しく見る、正しく理解するようにします。

一切は苦・・・生老病死の四つの苦しみ、誰もが必ず経験することで避けられない。
愛するものたちとの別れる苦しみ。恋人、家族、友人、動物との別れの苦しみ。
反対に憎しみを抱く人たちと、一緒にいなければならない、離れられない苦しみ。（家族、仕事場など）
願うことがかなわない、思うようにならない苦しみ。

この苦しみをつくりだした原因がある。それは過去からの記憶を受け継いでいる。
一つのものが手に入れば、次のものが欲しくなる、次から次へと欲望はとどまるところを知らない。
それらは執着していくという心の性質（癖）。皆さんにもあると思います。
気が多いとか、目移りするとか言いますがこれらも人が持っている心の性質なのです。

しかし、無知や煩悩に煩わされない、
本来の至福の状態もある。軽やかで安らぎの状態もあるとお釈迦様は説かれたのです。

このことを知った上で、「正見」をしていくことが癖、よくない習慣を断ち切ることができるのです。

同じことで悩むのは、癖ですよ。要注意！！です・

人はそれぞれ価値観がちがいます。十人十色と言われるように皆違います。
しかし、意識すれば、本質そのものは皆同じですから、少しずつ改善できますよ。