前回の続きです。今回は身分不相応、高嶺の花なスキー板試乗レビューです。乗れない振り回される遅れる曲がれないのオンパレードです。大抵かまぼこ板みたいなプレートが乗っていて「パワー伝達力あります!」みたいな謳い文句ですが、伝達するパワーの無い人間が乗るとどんなにサイドカーブがきつくてもカッチカチのGS板になります。板だけが走っていく滑稽な滑走になります。
DEMO ALPHA Ti 161cm/ROSSIGNOL
ロシニョールデモシリーズの2番目、かまぼこ板が乗っていない方です。かまぼこ板のほうはLTDといってR22プレートというかまぼこ板がかーまぼーこー!(ベヨネッタ)しています。これは凄く使いやすい。使いやすいというかちゃんと乗せてくれる。短いのもあったから振り回せる軽量感としっとり感。踏み込むと上位モデルらしい反応の良さ。試乗した板の中で思った通りのラインを描けたのはこれと後述するRC ONE 72くらいでした。167cm乗ってみたかったなぁ。
RACETIGER SL DEMO 165cm/VOLKL
VOLKLはマニュアル板なんだわというのを実感した板でした。SCの前にSLを乗ったのですが、下位モデルのSCなら乗れるだろと高をくくってもアレだったのでVOLKLは天敵です。ただこれは板全体の剛性がひしひしと感じられました。UVOのおかげなのかできる限り飛ばしても板がバタつくことなかったですし、妙な挙動が無い。ただしマニュアル感バリバリでひたすら気を使ってないと体が置いていかれる板でした。
THE CURV CURV BOOSTER 164cm/FISCHER
FISCHERのCURVシリーズ最上位。ザ・かまぼこプレートが乗っています。164cmと短いはずなのにやけに長く感じる重厚感。足元のがっちり感がおそろしくする。Tyroliaのビンディングってこんなに固定される感じしたっけ。うん、すごい。走る。走っていく。全く板の真ん中に乗れない。かかと重心しかできない。でもテールが重くて硬くて踏ん張れるしずっと踏ん張ってる。ズラす?何言ってんだ?って板が言ってくる。わかった、おまえ高畑で上から下まで滑る板だろ。
RC4 WC.SC CURV BOOSTER 165cm/FISCHER
レース系デモ板のショートターンモデルです。CURVと違うしなりが上級者を満足させるんだろうなーと思いながら板に振り回されました。エッジがトップからテールまでグワチィと嚙んで雪面から離さない。いつでもどこでも感じられる強烈なエッジグリップ。しかし解ってるのか高木。その強大なエッジグリップが抜けた時どうなるかを。重厚感あるのに強烈にしなって返すので板が妙に短く感じました。1本滑っただけで脚が悲鳴を上げてガクガクになる、そんな刺激的な奴です。
S/MAX 12 165cm/Salomon
BLASTという上位機種があるので2番目の板です。ビンディングもZ12と優しめのが乗っているためかまぼこ板ではありません。ただしチタナルが2枚トップからテールまで最後までチョコぎっしりと入っています。しかし乗ってみるとあら不思議。そんなにずきゅんばびゅん走る板ではなく、しっとりしなってカチっと足元でエッジグリップしてすぅぃーんと抜けていく丁寧な奴です。君もALPHA Tiと一緒で優しいけど高いレベルにあるやつなんだな、そうなんだな。トップを谷側に落とすとしゃもじ型のチップが勝手に雪面をとらえてくれて楽々ターンできます。踏み込むとシュインシュインショートターンまがいのもできる。Salomonしか勝たん。
TC-SS(FM600) 165cm/OGASAKA
やっぱり小賀坂も天敵でした。フレキシブルタイプなFM600なのに硬さしか感じず、踏み込むと跳ね返され、全くズラせませんでした。やっぱりテクニカルモデルに手を出すものじゃあないね。分相応板が一番ヨ。
RC ONE 72 163cm/FISCHER
かまぼこは乗っていませんがRC ONEシリーズの最上位。レジャースキーの一番上みたいな、でもCURVシリーズみたいに常時ギュンギュンしないよという板です。チタナルもそんなに厚くなく(0.8mm)、このシリーズ特有のトップとテールの肉薄構造で軽量感が抜群。なのに板はヤワくなく、テールもしっかり踏ん張ってくれる。人馬一体というか人板一体となって斜面にアプローチできる。こういう板一枚持ってると長く使えるんだろうなっと思いながら3本くらい滑りました。CHARGERと並んですごく欲しくなった板です。163cmだとちょっとショートターンみが出るのでオールラウンドに滑りたい人は170cmにするといいな!
木の棒の話。もっというとエンゼルスの17番の話。
ついにV・ゲレロJr.とホームラン数が並びベーブルース以来の投手で本塁打王が夢ではないという証明をしそうなS・オオタニですが、ちょっと「おお!?」ということを発見しました。
あのひと、BIRCHのバット使ってたんですね。そう、イエローバーチ。キハダカンバ。特性でいうと「アオダモのような打感がしながらも弾く」木材です。日本ハム~MLB初期は青ダモのバットを使っていた大谷選手ですが、MLBのピッチャーの剛球にはちょっと力不足が否めなかったのかもしれません。DeMariniのメイプルのバットを練習で使用する姿も見られました。
おそらく、推測の域を出ませんが、調子を落としていた時はメイプルのバット使ってたんじゃないでしょうか。ガツンとくる強烈な打感と弾きは魅力的ですが、どうしても合わない打者はいます。しかし青ダモではパワー不足。そのギャップを補完するのにバーチはうってつけだったんだろうなぁ。
大谷選手の黒いバットのヘッドのGOLDSTAGEの下に注目してください。「BIRCH」の文字が刻まれているはずです。そしてバーチも散孔材、インクドットもしっかりされています。
DEMO ALPHA Ti 161cm/ROSSIGNOL
ロシニョールデモシリーズの2番目、かまぼこ板が乗っていない方です。かまぼこ板のほうはLTDといってR22プレートというかまぼこ板がかーまぼーこー!(ベヨネッタ)しています。これは凄く使いやすい。使いやすいというかちゃんと乗せてくれる。短いのもあったから振り回せる軽量感としっとり感。踏み込むと上位モデルらしい反応の良さ。試乗した板の中で思った通りのラインを描けたのはこれと後述するRC ONE 72くらいでした。167cm乗ってみたかったなぁ。
RACETIGER SL DEMO 165cm/VOLKL
VOLKLはマニュアル板なんだわというのを実感した板でした。SCの前にSLを乗ったのですが、下位モデルのSCなら乗れるだろと高をくくってもアレだったのでVOLKLは天敵です。ただこれは板全体の剛性がひしひしと感じられました。UVOのおかげなのかできる限り飛ばしても板がバタつくことなかったですし、妙な挙動が無い。ただしマニュアル感バリバリでひたすら気を使ってないと体が置いていかれる板でした。
THE CURV CURV BOOSTER 164cm/FISCHER
FISCHERのCURVシリーズ最上位。ザ・かまぼこプレートが乗っています。164cmと短いはずなのにやけに長く感じる重厚感。足元のがっちり感がおそろしくする。Tyroliaのビンディングってこんなに固定される感じしたっけ。うん、すごい。走る。走っていく。全く板の真ん中に乗れない。かかと重心しかできない。でもテールが重くて硬くて踏ん張れるしずっと踏ん張ってる。ズラす?何言ってんだ?って板が言ってくる。わかった、おまえ高畑で上から下まで滑る板だろ。
RC4 WC.SC CURV BOOSTER 165cm/FISCHER
レース系デモ板のショートターンモデルです。CURVと違うしなりが上級者を満足させるんだろうなーと思いながら板に振り回されました。エッジがトップからテールまでグワチィと嚙んで雪面から離さない。いつでもどこでも感じられる強烈なエッジグリップ。しかし解ってるのか高木。その強大なエッジグリップが抜けた時どうなるかを。重厚感あるのに強烈にしなって返すので板が妙に短く感じました。1本滑っただけで脚が悲鳴を上げてガクガクになる、そんな刺激的な奴です。
S/MAX 12 165cm/Salomon
BLASTという上位機種があるので2番目の板です。ビンディングもZ12と優しめのが乗っているためかまぼこ板ではありません。ただしチタナルが2枚トップからテールまで最後までチョコぎっしりと入っています。しかし乗ってみるとあら不思議。そんなにずきゅんばびゅん走る板ではなく、しっとりしなってカチっと足元でエッジグリップしてすぅぃーんと抜けていく丁寧な奴です。君もALPHA Tiと一緒で優しいけど高いレベルにあるやつなんだな、そうなんだな。トップを谷側に落とすとしゃもじ型のチップが勝手に雪面をとらえてくれて楽々ターンできます。踏み込むとシュインシュインショートターンまがいのもできる。Salomonしか勝たん。
TC-SS(FM600) 165cm/OGASAKA
やっぱり小賀坂も天敵でした。フレキシブルタイプなFM600なのに硬さしか感じず、踏み込むと跳ね返され、全くズラせませんでした。やっぱりテクニカルモデルに手を出すものじゃあないね。分相応板が一番ヨ。
RC ONE 72 163cm/FISCHER
かまぼこは乗っていませんがRC ONEシリーズの最上位。レジャースキーの一番上みたいな、でもCURVシリーズみたいに常時ギュンギュンしないよという板です。チタナルもそんなに厚くなく(0.8mm)、このシリーズ特有のトップとテールの肉薄構造で軽量感が抜群。なのに板はヤワくなく、テールもしっかり踏ん張ってくれる。人馬一体というか人板一体となって斜面にアプローチできる。こういう板一枚持ってると長く使えるんだろうなっと思いながら3本くらい滑りました。CHARGERと並んですごく欲しくなった板です。163cmだとちょっとショートターンみが出るのでオールラウンドに滑りたい人は170cmにするといいな!
木の棒の話。もっというとエンゼルスの17番の話。
ついにV・ゲレロJr.とホームラン数が並びベーブルース以来の投手で本塁打王が夢ではないという証明をしそうなS・オオタニですが、ちょっと「おお!?」ということを発見しました。
あのひと、BIRCHのバット使ってたんですね。そう、イエローバーチ。キハダカンバ。特性でいうと「アオダモのような打感がしながらも弾く」木材です。日本ハム~MLB初期は青ダモのバットを使っていた大谷選手ですが、MLBのピッチャーの剛球にはちょっと力不足が否めなかったのかもしれません。DeMariniのメイプルのバットを練習で使用する姿も見られました。
おそらく、推測の域を出ませんが、調子を落としていた時はメイプルのバット使ってたんじゃないでしょうか。ガツンとくる強烈な打感と弾きは魅力的ですが、どうしても合わない打者はいます。しかし青ダモではパワー不足。そのギャップを補完するのにバーチはうってつけだったんだろうなぁ。
大谷選手の黒いバットのヘッドのGOLDSTAGEの下に注目してください。「BIRCH」の文字が刻まれているはずです。そしてバーチも散孔材、インクドットもしっかりされています。