先日、アニメ ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダースのオープニングテーマ曲
STAND PROUDのハイレゾ音源を、e-onkyo musicで買いました。
ハイレゾ自体は好感触だったのですが、CDと聴き比べないと価値が測りきれないと思い、CDを借りてきてPS3で再生してみました。
CDプレイヤーってPS3しか持ってないんですね。。w
設定を変えて聞き比べたレビューになります。
(再生環境)
ps3 (macmini)AUdirvana ※フリー)--光デジタル--RX-V773(AVアンプ)--AD2000X
●PS3---48kHz 16bit
ドンシャリ傾向。 個人的にソニーっぽいサウンドに聞こえます。これは駄目ですね。。
ボーカル、各楽器共に団子状態でこもって聞こえる。
高音も途中までしか出ていない。ハイハット、ベースは聞きとれない。
低音が出ているためバスドラはいい感じ。
●PS3---176.4kHz 16bit ビットマッピングタイプ1 or 2
各楽器の倍音が少ない。
ギターの中音も弱く、輪郭が甘い。
ハイハットの中音がボーカルと混ざって不自然。高音まで出ていない。
バスドラとベースの分離が弱い。ドムドムしていて輪郭が甘い。
●PS3---176.4kHz 16bit ビットマッピングタイプ3
PS3では一番立体感が有って高音質に感じる。音の輪郭もはっきりして良好な分離感。
ギターの低音リフでブリブリ感が強く、ピッキングもトレース出来て生っぽく聞こえる。
ハイハットも高音まで自然に出ている。
低音がちょっと弱いのかバスドラが単調に聞こえる。
●macmini---44.1kHz 16bit Apple lossless
ボーカルは息使いの部分のみハイレゾに劣る気がします。
PS3のアップサンプリング再生より良いです。 中音の分離がちょっと弱い。
リズムギターが曇りがち、ベースと団子気味。
ハイレゾと比べてギター6弦の倍音が少なく聞こえます。
全体的に良いです。倍音、高音の伸びにおいて生っぽさは少ない。
●macmini---96khz 24bit e-onkyo music ハイレゾ
ボーカルの音圧が強い。明らかにCDより前に出ている。
サ行がやや刺さり気味かもしれない。T1だと刺さりそう。
ドラムの輪郭、低音が良く出ていて、ノリがいい。
サビでツーバスのアタック感がひしひしと感じられる。踏んでるドラマーの姿が想像出来る。
ギターの輪郭も良く、ピッキングのアタック感が生っぽい。
ベースのトレースが出来る。ギターとリズム隊の分離が気持ちいいくらい出来ていて、素晴らしいライブ感。
気持ちいいくらいの分離感、各楽器の輪郭、ライブ感を感じる音圧が素晴らしい。
これがハイレゾか。。。比べてみてはっきりしましたw
これは買う価値ありますね。。CDとは別物だと思います。
昔バンドでギターをやっていたので、バンドのCDに関しては、個人的に好みが厳しいと思います。。
特にギターは、輪郭がはっきりした生っぽく聞こえる音が好きです。安いエフェクターみたいなボワボワ感は嫌いですね。。 安いドンシャリのイヤホンなんかだとそう聞こえたりします
このディストーション具合のギターだったら、ブラッシング時にこんな風に聞こえていないとおかしいとか妄想してます。
ドラムのハイハットは重要ですね。。ノイズのようにしか聞こえないような状態は、再生環境で何とか改善したいと思ってしまいます。
あと、ベースのアタック感をもっと感じたいとか。。
正直ちょっと無理な希望も入ってる時があります。。w 無理な希望を叶える為に、いろんなスピーカー、ヘッドホンイコライザーなど有るのでしょうね。
ところで、オーディオの世界では原音再生が常識のようですけど。。。
結局のところ、CDの音源をそのまま再生するといっても、どんな再生環境で鳴らしたら原音が聞こえるのか分からないですよね。。
結局、原音は、生の演奏以外にあり得ないんじゃ。。。
初心者が出る幕ではないですね。。。w
でもそんなことを考えてハイレゾを聞くと、製作者が何を意図してマスタリングしたのか、クリエイティブな一面を垣間みることが出来たような気がしました。
より原音に、生の演奏音に近付いた音を、各ユーザーがそれぞれの機器で再生する為の新しいメディアなんでしょうか、ハイレゾは。
CDにとって変わるのはもっと先のことだと思いますけど、また好きな曲でハイレゾが有ったら買ってみたいと思いますね。
個人的に、今回の聴き比べでハイレゾ音源の価値は有ると思うことが出来ました。
値段は、、お試しではちょっと高いですけど。。w でも好きな曲だったら安いと僕は思います。
STAND PROUD (TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」オープニングテーマ) | |
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