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東京から名古屋へ移住・転職したい 氷河期世代がアパレルでUターン転職

2015年01月03日 | 仕事
昨年2014年から少しずつ思っていたこと。

「名古屋に住みたい」

名古屋に住む為には避けて通れない問題が転職です。

僕は1983年に名古屋で生まれて、1歳から東京暮らし、小-中-高-専門は東京の学校に通い、社会人になって丸10年。

最終学歴は文化服装学院(工科)、アパレルの会社は2社目。今の会社は今年で8年目になります。

洋服メーカーといえば転職が多いことで有名ですが、気付いたら8年も居てしまった。。w

僕が21で専門を卒業した年に父の転勤で両親は名古屋へ。僕は東京で就職しました。

元々転勤で東京に来ていた父は、3年前くらいに東京支社に呼び戻されて、再び東京で暮らしてましたが、昨年定年を迎えると同時に名古屋でマンションを買いました。

両親は31年経ってようやく名古屋に永住となり、僕は安心しています。

両親がいるから名古屋に住みたいかと言えば、そうではないんです。


東京で感じる見えない焦燥感「人より早く、人より上へ、人より先へ」

特に僕はファッション業界なので、特にそれを敏感に感じる。

その先に何があるの?って、いつも感じるわけです。

今のファッションで言えば、究極な普通、ノームコアだとか、継続性、サステイナビリティーな活動だとか、僕の気持ちも共感するものは有るんですが。。

それでも、何かに急かされてることを常に感じる。その根源は下に述べてます会社にも理由があるわけですが。。

それだけではなく、例えば狭い道幅に溢れる人ごみ、自分だけ良ければいいマナーの無い街角の人々、店の店員や道端のそこら中にいる外国人、見た目だけで中身の無いお店、行き詰まったドメスティックブランドの魅力の無い服、食品など高い物価、、

上げていけばキリが無い様々な要素。景気やファッションだけでなく、東京は地方から出てきた人が多いですから、そういう人から見たら、言わば通過点、旅行先、腰掛けの町だと思う。

全部が全部外から来た人の非礼が理由では無いと思いますが、「人を電信柱だと思っている」なんてことを聞いた事があるように、様々な人のどうしようもない思いから成り立っているとは感じます。

もちろん僕は東京で育ちましたから、東京の良さだって分かっていますが、、それはごく一部なことで、僕の生活感を一変させるまでには至りません。


名古屋はどうか? 腰掛けの町で無い事は確かだと思う。

地域に腰を据えて生活しなければならない人の方が多いと思います。

街角の、知らない人同士の僅かな気遣い。これも東京とは違う。 実は数少ない帰省期間に一番感じる点です。

あと、町の繁華街において、年齢層の偏りが少ない。 例えば名古屋独特な広くて快適な喫茶店。お年寄りがお茶を飲んでいる隣で、マイルドヤンキーな若者がくつろいでいます。

東京では、若者の町なんて言われるような場所が多いです。原宿、渋谷、代官山。。。

実際生活してみたら知らない点もあるでしょうが、これらの東京との違いに僕は注目しています。



「東京にいる意味が無い」


これも昨年から思っていること。

名古屋の繊維製品OEMメーカーとの取引開始が発端でした。

それまでは直接の海外生産が多く、僕の生産管理の仕事の8割は、海外メーカーとのやり取りです。

基本的に当たり前が通じない相手です。0から10まで言わないといけない。

それと比べ、日本のメーカーというのは5から10まで言えば事が足りてしまいます。

何でそれが可能なのか、そのメーカーにも僕と同じような仕事をしている人がいるわけです。


OEMメーカーというのは、基本的に自社ブランドを持たず、小売りもしません。

僕がいる会社は、逆に自社ブランドの製造と小売りが中心。 昨今の不景気から、当然売り場目線の作り方。

何かが足りなければ、例え時間が無くても売る物を用意しなければいけない。

会社としては、店の売り上げが最優先になります。

それが良い事もあれば、悪いこともあります。


また、アパレルの零細企業ゆえに抱える体質。 代表者がやりたいことをやるための会社であること。

社員としては、これが実に鬱陶しい。 逆の立場、創業者だったら、確かに頷けることですが。。

その仕事には大義が無く、社会的な意味も無い、さらには売り上げにすら関係ないこと、なんてのはざらです。

良く言えば、好きな事をやってお金を稼いでいる。 悪く言えば、所詮は井の中の蛙。


結局まとめると、、僕は名古屋のOEMメーカーで働けばいいんじゃないかなと考えています。

僕のやる仕事の範疇はさほど変わらない、中堅企業も狙えるかもしれない。のであれば、東京の自社ブランドメーカーにこだわる理由なんて無いのです。


「氷河期世代を卒業する」

路頭に迷った10年前の就職氷河期はいつの間にか消え去り、90年代後半から続いたアパレル業界の唐突なバブル、裏原、109、も終焉を迎えようとしています。

絶対的な勝ち組であるユニクロの躍進や、海外のファストファッションを受け入れた結果、多くの企業が倒産しました。

よく分からない企業が海外生産でよく分からない生地を使った5,800円のTシャツよりも、ユニクロが繊維から品質管理した生地を使った1,900円のTシャツが選ばれるのは当然だと思う。

製品によっては例え値段が拮抗していたとしても、ユニクロが選ばれる。なぜか?ユニクロにとって安かろう悪かろうのイメージは最大の課題だった90年代ですが、2000年以降のユニクロはその差を埋めるべく努力してきたわけです。

今や追いつくどころか、あらゆる量販メーカーの製品を凌駕した結果です。値段ではなく、見た目と品質で。 これは海外のファストファッションの一部にも言えることです。

ユニクロが価格破壊と嘆く人もいますが、僕は逆に、世の中で一般的に当たり前とされる繊維商品の品質が向上したことに、良い印象を持っています。

今まで自分に有利な為替やバブルにあぐらをかいた企業が、品質の良くない服を市場に垂れ流した結果、良い洋服の価値が見えなくなっていました。特にヤング層においては。

生き残った会社は、その価値を見直しています。 これは付加価値と呼ばれています。 

それが出来るのは、自らを鍛え積み上げてきた企業です。 泡の表面に写った目先の利益だけを拿捕し続けた企業には到底出来ない。

前者は商社系の老舗メーカー、後者は90年代後期のマンションアパレル。単純に境界線を引くのは難しいですが、ざっくり分けるとそんな感じだと思う。


僕は後者に拾われて働いてきました。10年前には前者では受け入れられなかった(募集すらしていなかった)。

後者は慢性的な赤字経営、より売れが期待されるイオンやビブレ等のモールへの出店から、販売員不足。モール用の商品開発の為の人員不足。

前者も同様な人不足、さらには後継者問題を抱えています。

その前者の後継者になれたらいいなと考えます。そこに僕が転職する為の需要が有ればいいなと。

頭から離れない氷河期時代に怯え、不景気を当たり前な状態だと思い、零細企業のバブルの残像の中で働くのはもう終わりでいいと思う。



「住んでいる部屋が狭くて嫌だ」


僕が今住んでいる部屋は、新宿の8畳1ルームで7.5万円 (電気屋に聞いた相場からすると8~9万が妥当)

高くも安くもなく、今以上の広さ、新しさを近場で求めると。。10万の壁にぶち当たります。

名古屋市の賃貸物件を検索すると。。 都心より安いです。

6万円台から1LDKが出てきます。 近い金額で埼玉が有りますが、埼玉はファミリー向けが多いですね。

ちなみに東京の新宿、渋谷、中野、目黒区の範囲で同じような1LDKに住む為には軽く10万以上は超えます。。

名古屋市の方は、僕のような単身者でも住み易い1LDK~2LDKが多いように感じました。


「失う物は無い」

仕事の忙しさから友人とは疎遠になり、ほぼ付き合いも無い上に結婚を考えるような恋人もいません。

交友関係が少し寂しいですが、、性格的に自分で選んだ道だから仕方ない。 逆に自分がどこに行っても東京に残す者はいません。

交通の便、買い物の便利さはどうか?

都心に住んでいても、結局通販でしかほとんど物を買わない状況では、愚問な気がします。

交通に関しても、地下鉄、名鉄、JRが張り巡らされた名古屋では何も問題が無い。

それこそ、今と同じ家賃+αを出すつもりであれば、車も所有出来るかもしれない。


まとめ

僕は名古屋に移住するべきである。。w

僕の場合Uターン転職というのか分かりませんが、氷河期の氷も溶けた今、東京には無い魅力を感じています。

一応、長年の勤務から社会的な責任があるのですぐには実行出来ませんが、前よりも視野に入れていこうと思います。