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アニメ『ワールドトリガー』が面白いと思う5つの理由

2015年05月23日 | アニメ


2014年10月5日放送開始 アニメ『ワールドトリガー』

異世界からの現れた謎の敵と戦うSFアクション作品。

正直なところ、1~3話くらいまでは放送前の期待にそぐわないアニメだなぁと思ってました。

最近のアニメらしく無い、何ともつかみが悪い感じ。 アバン~Aパート~opソング~Bパートの流れもちょっと不自然な印象でしたね。

演出もあっさり気味で作画レベルもギリギリ。。。

ところが。。。見続けているうちにいつの間にか超絶ハマってました。 毎週楽しみにしてます。

なぜ面白いのか、個人的な観点から理由を探ってみました。


1. 藤子・F・不二雄や手塚治虫の影響を感じる作風


何か懐かしい絵のタッチだなぁと思って、原作者・葦原大介氏のwikiを見てみると、、やはりこのお二方の影響を受けているそうですね。

僕も同世代で、同じくドラえもんを見て育ったので、未知の世界が存在する。 少年少女が戦って世界を救う。この要素にはかなり共感出来ます。

個人的にはドラえもんと言えば、世界情勢や環境問題に対する風刺が激しい劇場版シリーズが記憶に残っていますが、ワールドトリガーにはその雰囲気も少し感じますね。


2. 純粋な王道バトルもの

この作品の素晴らしい発明は、実は人がみんな持っているトリオン器官と、トリオン体になって元の体を傷付けずに戦うことが出来るトリガー。

この2つが無ければ、普通の少年少女が自由に戦えないですよね。

個人個人が多種多様な能力を持っているわけではなく、基本的にはトリガーの組み合わせや使い方、トリオンの量など、制限がある中での戦闘になります。

頭脳戦やチームワークが重要視されて、長所と短所を生かす攻撃や戦法が幅広く使われるので、見ていて飽きません。

またボーダー隊員同志のランク戦なんかは、部活のような雰囲気で好きです。

先輩後輩がはっきりしている点や、支部ごとの派閥関係などもリアリティが有って面白いですね。


3. 強い主人公と強くない主人公


最近の漫画・アニメって、主人公が最初から強くてベテランなのが当たり前みたいな流れが有りますが、昔は違ったような。。。

なんて、たまに思ったりします。  単に尺が短いのが理由かなという気もしますが・・ 要は主人公が育っていく過程を描く時間が無い。

修は自分の弱さと向き合い、必死に考えて行動する素直な性格が好印象です。共感型の主人公でしょうか。

遊真は逆に憧れ型の主人公で、特別なトリガーを持つ特別な存在。

この二人が主人公として並び立つことで、作品の魅力が増しているように思います。


4. 異世界からやってきた遊真という存在


父親が自分の命を犠牲にして作った黒トリガーに瀕死の体が格納されている。

常時トリオン体になった時に髪の色が真っ白になった。

体は成長せずに背が低いまま。

この設定にグッときました。 髪が白いキャラクターっていうのは、ノスタルジックな雰囲気と儚さを感じます。

小さい体で抜群な戦闘能力というのも、そういえば昔の作品がいくつか思い出されますね。

遊真の存在は最も重要な意味を持っている気がします。


5. 人なのか、人ではないのか


人型ネイバーと言われてますが、人間と変わらないように見える存在です。

そして、ネイバー達も人間と同じように戦争をしている。

人間に似てる何かというのは、人間とは何だろう?という疑問を具現化したような存在で、人間に対する風刺で有るとも思えます。

僕がSF作品で最も好きなポイントです。



最初の印象が悪かった理由としては、この作品自体が持っている独特な話の展開スピードと温度感にあると思います。

原作を読んでないので分かりませんが、ネットの評価を見ていると、恐らくアニメはかなり原作に忠実なのかと思われますが、、

語り口調がマイペース

あまり話しの流れに緩急が無く、淡々としているように感じますが、僕は最近それが逆にいいなと思っています。

テンションが上がりきらない


超絶切れてて、ぶっ○してやる!!みたいな件が無い。あまり激情を表にするようなキャラクターもいない。

消極的にも見えるし、品が良くも見えます。基本的に冷静でクールなキャラクターが多いですね。 

最近は、遊真の台詞「お前、つまんない嘘付くね。」がカッコいいなと感じてます。

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