サラリーマンが未納付分を尻拭い!基礎年金拠出金負担の理不尽な仕組み【野口悠紀雄コラム】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
「納付率が6割程度でしかないのに、国民年金が破綻しないのはなぜか?」
その理由は、「基礎年金は全国民共通の制度なので、すべての年金制度で費用を負担する仕組みになっている」からだとされている。
たしかに、基礎年金は全国民に共通の制度とされているので、その費用を全国民が負担すべきことは間違いない。
しかし、問題は、「国民年金制度で生じている未納の負担を、国民年金以外の制度が負っている」というだけのことではない。真の問題は、各制度が負担をどのように分担しているかなのである。各制度への負担が不公平に配分されているということはないだろうか? それこそが問われるべきことなのである。
国民年金制度に加入している人は基礎年金の負担金が相対的に低くなって優遇されているため、国民年金制度は未納者が多くても破綻しないのでしょうか。
「納付率が6割程度でしかないのに、国民年金が破綻しないのはなぜか?」
その理由は、「基礎年金は全国民共通の制度なので、すべての年金制度で費用を負担する仕組みになっている」からだとされている。
たしかに、基礎年金は全国民に共通の制度とされているので、その費用を全国民が負担すべきことは間違いない。
しかし、問題は、「国民年金制度で生じている未納の負担を、国民年金以外の制度が負っている」というだけのことではない。真の問題は、各制度が負担をどのように分担しているかなのである。各制度への負担が不公平に配分されているということはないだろうか? それこそが問われるべきことなのである。
国民年金制度に加入している人は基礎年金の負担金が相対的に低くなって優遇されているため、国民年金制度は未納者が多くても破綻しないのでしょうか。