Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

トニー滝谷

2006年05月02日 14時38分52秒 | ベリーの感想文(本・映画)
トニー滝谷 プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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天気    昨日より涼しくなった


DVDで、トニー滝谷
を、見ました。

イッセー尾形演じる、トニー滝谷可愛い奥さん宮沢りえちゃんの
しっとり大人な結婚生活の物語と思っていたら
主人公はあくまでもトニー滝谷で
彼のルーツである、トニーの父親の若かりし頃から
物語は始まります。

トニーの母は、トニーを産んですぐに死んでしまい、
父が彼の名前をつけました。
ジャズマンの父は、仲の良かった進駐軍のアメリカ人
名前をもらいます。
これからはアメリカが日本を支配するのだから、“トニー滝谷”と。
変わった名前と、親の不在がちなせいもあり、
トニーは、孤独な少年になり、青年になり、中年になりました。
孤独な人間トニー滝谷は、宮沢りえちゃん演じる
美しい女性に恋をする事で、人生が変わり始めます。

ナレーションが西島秀俊で、物語を語ってくれますが
ナレーションの中の一言を、映画の中の役者に
語らせるという手法で、まるで舞台のお芝居を見ているようです。

美女好きな私としては、宮沢りえちゃんの幻のように
消えてしまいそうな美しさに、ウットリでした。
7号の服の女を二役で演じていますが、7号のコートの下に
モコモコごわごわのセーター着てたりします。
死ぬまでに一度、あんな風に痩せてみたい。

美しい映像とストーリー、完璧にマッチしたナレーション
そっと物語に感情を与えてくれる、坂本龍一のピアノ
日々の生活で鈍った感受性を、呼び起こしてくれそうな映画でした。