父、帰る 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
天気 今日はあたたか
CSTVをのHDDにしたら、驚くほどに録画が簡単で
調子に乗っていろいろ録画予約した映画のなかの一つです。
噂に聞いていた映画で、ヴェネチア国際映画祭で絶賛だった映画です。
舞台はロシア。
二人の兄弟はロシアの田舎で、父を知らずに育ちます。
しかし、ある日突然12年ぶりに、父が家に帰ってくるのです。
母のススメで、旅立つ父と息子達。
オンボロな車で目的地を目指す途中、父が生業としているであろう
仕事を目撃し、寡黙で朴訥な父の存在を怪しんだりしながら
旅を続けるロードムービーかと思いきやっ!
衝撃の展開と、まるで小説のようなラストシーンに
芸術作品として高く評価された理由がわかります。
ロシアの短い夏の、激しい雨と、悲しいほどに青い空に、
父の厳しさと、不器用な愛情を感じた作品でした。