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日曜日たち (講談社文庫) 吉田 修一 講談社 このアイテムの詳細を見る |
天気 30度を涼しく感じる
吉田修一 著 : 日曜日たち
を、読みました。
男女5人が体験する、日曜日を描いた短編集。
今の生活の一瞬のタイミングで、それぞれ過去の記憶が
蘇ります。すべての主人公は人間関係に繋がりがないにもかかわらず、
彼らのなかに鮮やかに蘇る記憶の中に、共通して登場する
二人の幼い兄弟の、正体は?
人間は生きてゆく中で、沢山のことを感じながら
生きてゆきますが、性別も生き方も違う登場人物達が
感じる些細な感覚が、リアルで共感できるところが
作者の力量なのでしょうか??
やっぱ吉田修一面白いな~。と思った一冊です。
一作一作が短く、しかし読み応えがあるので、待ち合わせなどの
お供にお勧めです☆