空中庭園 (文春文庫) 角田 光代 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る |
角田光代 著 : 空中庭園
を、再読しました。
京橋家の取り決めそれは、
「何事も包み隠さず。タブーをつくらず。」
一家の家族構成は、両親、高2の長女、中2の長男の4人家族です。
田圃と山に囲まれた、マンション群通称“団地”に
一見、仲良く明るく暮らしているかのように見える京橋一家ですが、
実は一人一人の心の中は、それぞれが知らない
秘密があるのです。
この本を初めて読んだのが、4年前の4月で
その時の感想は、なぜか主婦を応援しているような感じを
持っていたようなのですが、再読してみると
それぞれの心の中にある、秘密の色濃さが
とても印象に残りました。
4年前の私は、無職でキャンディは小学生4年生でした。
毎日する仕事があり、思春期を迎えた子どもを持つというだけで
こんなにも、物語の感じ方が変わるのだなと、
改めて思いました。
今度読むときは、どんな作品に思えるのかな?
どんなシーンが印象に残るのかな?
その時の私は、なにをしているのかな?
と、未来の自分を想像したりもしました。