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12歳の大人計画―課外授業ようこそ先輩 |
松尾 スズキ | |
文藝春秋 |
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松尾スズキ 著 : 12歳の大人計画 ~課外授業ようこそ先輩~
を、読みました。
NHKで放映されたシリーズ“課外授業ようこそ先輩”の
松尾スズキの回を、本にしたもの。
“課外授業ようこそ先輩”は、有名人が母校の小学校に出向き、
特別授業を行う番組で、俳優、小説家、音楽家、書道家、建築家、料理研究家
などなど、ちょっと変わったお仕事で大活躍中の先輩から
ちょっと変わった授業を受ける面白い番組。
母校の北九州市折尾の小学校に出向いた松尾スズキが、
選んだ授業のテーマは、“12歳の大人計画”
自らの劇団の名前を授業のテーマに選んび、
松尾スズキが、子どもたちに語りたかった事とは?
舞台に映画に、役者に演出に、マルチな才能を発揮する松尾スズキ。
彼の授業ってどんな?と、興味しんしんで借りてきた本ですが、
彼の授業は期待通りのユルさ全開で、期待を裏切らない面白さでした。
面白くて、げらげら笑いながら読んだ本ですが、
面白いだけでなく、深く納得できるところも多々ありました。
子どもの視点で見つめる大人の姿は、絶対なものがあって、
全能感さえ感じているのですが、実際に子どもの保護者達が語る、
大人の実態はややズレがあり、大人になっても嫌なことも沢山あるし
いつまでも変わらない、子どもな部分も依然としてある。
そんな大人の感覚を、子どもたちが知って行く様子や、
授業中の子どもたちの発言が織り込んであるので、
リアルな授業風景が目に浮かぶ、楽しい本でした。
最後にクエスチョン!
Q.松尾スズキが、子どもたちに大人の世界を感じさせるために
恥ずかしがる子どもたちに、無理やりうたわせた歌は?
答えは↓
A. 銀座の恋の物語
マジかよぉ~(笑)