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ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチ ブックス) |
瀬尾 まいこ | |
メディアファクトリー |
天気 お昼からはが舞い散る
最高気温3度
瀬尾まいこ 著 : ありがとう、さよなら
を、読みました。
瀬尾まいこの教師という視点から綴られた、エッセイ集。
中学生は、律儀で決められたことを頑張って守り、
教師の恋愛の世話を焼き、人の結婚の心配をする。
“いく” “やる” “感じる” という言葉に
異常なまでに反応し、大騒ぎする割に、
大真面目に体育祭や、合唱コンクールに命を燃やす。
そんな、うっとうしくて、めんどくさいけど、
どこまでも愛おしい中学生との毎日を、
国語担当の瀬尾先生の淡々とした視線で見つめたエッセイ。
春になったら中学校を卒業するキャンディや、
彼女の友人たちの事を、思いながら読んでいたら、
声を出して笑ったり、ジーンと感動して視界がうるんだりと、
グットタイミングで、楽しい本でした。
なにかと、嫌われ者になってるイマドキの中学生ですが、
実際に触れ合ってみると、意外に子どもで意外に大人で
でもやっぱり、キッラッキラに輝いていて、とてもまぶしい彼ら。
3月の卒業式では、3年生みんなに
「ありがとう、さよなら。」って思うと、
やっぱり泣けてくるんだろうな~